story 60 -YS- ページ16
フロントが手配した医者が来て
過労だろうと点滴をしてくれた
目が覚めた時
俺がいない方がいいと
Aを見ていて思った
「もしもし、ドンヘ？」
DH『んー、なに？』
「Aが倒れた」
DH『は？』
「戻れ」
DH『打ち合わせどーすんの？』
「俺が行く」
DH『いーよ。俺が行く。
ヒョンは居てやんな』
「なんでだよ」
DH『ヒョン』
「なんだよ」
DH『今、俺が戻ったら
もう戻さないよ。遠慮しないよ？いい？』
「･･････」
嫌だよ、正直。
すげぇ嫌だけど
俺がどんなに好きでも
俺がどんなにAを求めても
Aが望んでくれないと
近付けない
「いいから、来い」
DH『いーんだね？知らないよ？』
「仕方ないだろ!!
俺がどんなに好きでもさ･･････」
A「社長？」
「･････････」
DH『ヒョン？』
「掛け直す」
目が覚めたAが
涙目で俺を見ていて
理性が飛びそうになる
「大丈夫か？」
A「あの･･･」
「大丈夫そうだから、行くわ」
A「･･････社長」
「ごめん。急ぐから」
A「･･････はい。
ありがとうございました」
部屋を出ると
ドアに背中を預けて
グッと目を閉じた。
こんなに好きなのに
ほんと、産まれた環境が
嫌になる
鼻の奥の方がツンとして
涙が出そうになった
”♪〜♪〜”
胸ポケットのスマホに
メッセージが届いた
Aからだ。
A”社長、お話しする時間ありませんか？”
我慢していた涙が1粒
頬を伝った
”ピンポン”
俺の気持ちが変わっていないこと、
これからも変わらないことを
今伝えないと後悔すると思った
A『はい』
「俺」
”ガチャッ”
A「社長」
「入っていいか？」
A「はい」
Aに俺の気持ちを押し付けたとして
この状況が好転するとは思えない
でも、このままにしておくわけにはいかない
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さるるん(プロフ) - りんさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！イェソンさんのパパ姿･･･見たいような見たくないような･･･ですね笑 (2022年11月2日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんハッピーエンドありがとうございます。＾＾しかしながらイェソンさんのパパ姿いつか見れるでしょうか＾＾ (2022年11月2日 17時) (レス) @page39 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ネタバレになるけど･･･ハッピーエンドですよ♪兄さんにはいつも笑顔でいて欲しいので。 (2022年10月29日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、また、さよならを選ぶのかな… (2022年10月27日 16時) (レス) @page33 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年7月25日 11時
