story 73 JK ページ24
「ヒョン!! テヒョニヒョン!!」
TH「なに？」
「ヌナは？」
TH「家じゃね？」
「なんで？来ないの？」
TH「在宅勤務だから」
「聞いてないっ!!」
TH「俺に怒るなよ」
「電話に出ないんだよ･･･」
TH「あぁ･･･出るなって言った」
「ヒョン!!!!」
俺は嘘をついた。
ヌナに嘘をついて
気を引こうとしたんだ。
悪いことだってわかってる。
でも、こうでもしないと
ヒョンから奪えないから。
ヌナとは入社試験の時に出会った。
正確にはテヒョニヒョンに
教えてもらって
その存在を知った。
TH「おい、グク」
「んー？」
TH「あの人、綺麗じゃね？」
「･････････うん」
入社試験を受けに来た
大学生の面々に
笑みを浮かべて案内してて
俺が見た限り
何人ものやつがヌナを見ていた。
長い髪は少し茶色くて
上品な緩いパーマがかけてあった。
その髪を後ろに1つにまとめていて
黒い何の変哲もないヘアゴムで
留めてあった。
着飾ってないのに
こんなに綺麗な人がいるんだと
普通に驚いたんだ。
幸い入社試験は合格。
でも地方勤務。
ほぼ毎日のように
テヒョニヒョンから
ヌナの話がメッセージで送られて
嫉妬したなんてもんじゃない。
ホントに好きなんだ。
こんなに夢中になったのは
初めてなんだ。
「ヒョンはズルい」
TH「お前もな。嘘つきやがって」
「･･･え？なんで？」
TH「Aから聞いた。
ちなみに嘘だとアイツも知ってるぞ」
「･････････(；＿；)」
TH「バカじゃん」
「･･････だって」
TH「まっ、何しても無駄だけどな」
「なんでだよっ!!」
TH「俺の女だから」
言い返せないのが悔しい。
負け犬の俺は
仕方なく企画部に戻り
与えられた仕事を
なんとなくこなした。
「お疲れ様でした」
課長「あ、帰る？」
「はい」
課長「約束ある？」
「特には」
課長「今日、企画部の会食なの」
「Aヌナは来ますか？」
課長「来るって聞いてるけど？」
「行きますっっ!!」
課長「あの子のファンは多いわね」
よしっ!!
会えるぞ!!
ヌナに会って
嘘ついたこと、謝ろう。
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さるるん(プロフ) - BeBeさん» ありがとうございます!!ちょっとドロドロになりますがお付き合いくださいね!! (2019年12月7日 21時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - 凄く、凄くテヒョンの性格が大好きです!!!!グクの子供っぽい所も!!更新楽しみにしています(^-^) (2019年12月7日 13時) (レス) id: eeaa1b2b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年11月17日 1時
