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story 69 ページ20

「グク?」






私に覆い被さったまま
泣いているグク。







背中をトントンとすると
急に起き上がって
私も起こしてくれた。








JK「ごめん」

「なんかあった?」

JK「ヌナが俺を選ばなかった」

「・・・・・・・・・」

JK「ヒョンは恵まれてるのに
俺は可哀想なのに、全部持ってっちゃう」








私には理解し難い悩みだけど
愛に飢えている感じは
理解出来た。








私の場合は
愛されることに慣れなくて
愛そうともしなかったけど
グクは愛されたいから
愛そうとしてるんだと思う。








グクの傍に居てあげるべき
・・・・・・なのかな。








テテを選んだことで
更に傷付けたのなら
私にも責任があるのかもしれない
そう思えた。








「グク、帰ろ」

JK「送ってく」







食べた気のしない焼肉。








精算すると
お店を出てタクシーを拾った。








先に着いた私の住むマンション。








何故か一緒に降りたグク。








「グク?」

JK「まだ住む所決まってないんだ」

「実家があるでしょ?」

JK「泊めて?何もしないから」

「信用ならない」

JK「お?男として意識してくれるの?」

「・・・・・・・・・」

JK「抱いてあげてもいーよ?」

「じゃあね」

JK「嘘、うそっ!!」

「・・・・・・今日だけだよ?」

JK「うんっ♪」







何故かその時
私の頭の中には
テテもわかってくれる
という、変な確信があった。








後でメッセージを送ろう。









そう思いつつ
マンションに入り
エレベーターに乗り込んだ。









JK「ヌナ、手繋いでいい?」




そう言うと
私の手を取ったグク。








その手が冷たくて驚いた。









JK「ヌナは俺の運命の人だよ。きっと」








そんなことを言われて
なんの違和感もなく
抱き締められた。









?「どういうこと?」








エレベーターの扉が
開いたかと思ったら
聞こえてきたのは
テテの怒ってる時の低い声。









JK「あれ?ヒョン?」

「テテ」

TH「A、何考えてんの?」

「・・・テテ」

TH「二股かよ」

「違う!!」

TH「好きにしたらいいさ。
俺はもう抜けるよ」

JK「あ、そお?」

「グク!!」







なんでこうも上手くいかないんだろ。








テテを傷付ける気なんて
これっぽっちもないのに。









・・・・・・テテ。話を聞いて・・・。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , KーPOP   
作品ジャンル:恋愛
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さるるん(プロフ) - BeBeさん» ありがとうございます!!ちょっとドロドロになりますがお付き合いくださいね!! (2019年12月7日 21時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - 凄く、凄くテヒョンの性格が大好きです!!!!グクの子供っぽい所も!!更新楽しみにしています(^-^) (2019年12月7日 13時) (レス) id: eeaa1b2b6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2019年11月17日 1時

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