story 16 ページ16
Aの部屋に着いた。
インターホンを何度か押すと
顔面蒼白で額に汗をかいた
ジョンウがドアを開けてくれた。
ジョンウに掛ける
言葉はない。
押しのけるようにして
部屋に入ると
Aを探した。
リビングの床で
横向きに倒れているA。
見つけた瞬間
全身の血が引いていくのが
わかった。
「A？」
呼びながら近付いて
抱き上げると
力なくぶら下がった腕。
でも体は温かかった。
ソファに寝かせると
顔にかかった
髪の毛を指で払った。
首には赤黒い
内出血の跡。
「A？」
息はしてる。
気絶しているだけだ。
「何した？ん？」
JW「カッとなって･･･」
「首。締めたの？」
JW「･････････」
「もう･･･我慢しねぇ」
JW「･･･は？」
「俺がもらう」
JW「何を？何言ってんの？」
「Aのこと好きなんだよね、俺も」
黙って俯いたジョンウに
一瞬、怯んだ。
JW「じゃあ･･･この前の電話･･･」
「うん。俺」
JW「そういえば･･･家も･･･」
「この前来たから」
JW「･････････」
「もうAに近付くな」
A「･･･ジヨン･･･オッパ？」
Aに背中を向けていた俺は
急いで振り向くと
Aの傍に歩み寄った。
「大丈夫か？」
A「･･････えっと」
「病院行くか？」
A「だ、大丈夫です」
気が付くと
Aに構ってる間に
ジョンウはいなくなっていた。
「ごめんな」
A「え？」
「俺が余計な事言ったせいで」
A「そんなことありません」
「怖かったろ？」
A「････････････はい」
小さな、小さな声で
消えそうな声で
“はい”と返事をしたAを
無意識に抱きしめた。
震えながら
泣いてて
俺が守ろうと誓った。
俺の気持ちを知った
ジョンウが
また何をしでかすか
わからない。
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さるるん(プロフ) - 舞桜さん» お久しぶりですね。いつもありがとうございますm(_ _)m星10ありがとうございます!!更新頑張りますね。 (2019年8月21日 8時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - さるるんさんお久しぶりです！さるるんさんから産み出されるBIGBANGに興奮しております。即星10 (2019年8月21日 8時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2019年8月20日 14時
