story 136 ページ42
｢んあぁぁーーーー!!良く寝たっ!!｣
ちょっと横になるつもりが
結構寝てたな⋯。
明るかった外は真っ暗になっていた。
｢お腹空いた｣
独り言を呟くと
リビングに行くために
寝室を出た。
あれ？電気が付いてる⋯付けたっけ？
さらに見回すと
キッチンのテーブルに
買ってきた惣菜とか
ゼリーとかプリンとか色々乗ってる。
｢ハナ⋯かな｣
確認とお礼の電話を掛けようと
スマホを取りに寝室に戻ろうとして
見つけてしまった。
ソファに横になってる
大好きな人。
｢⋯⋯⋯ヒョク｣
涙がどんどん溢れる。
あんなに会いたかった人が目の前にいて
スースーと寝息を立てながら
グッスリ眠ってる。
ゆっくり近付いて
髪の毛と頬に手を伸ばした。
ヒョクの香りだ⋯。
｢⋯⋯⋯ヒョク｣
EH｢ん⋯⋯⋯A？｣
｢⋯⋯ヒョク⋯⋯⋯⋯ヒョクだ｣
起き上がると
私の手を包み込む様にして
ヒョクが私を見つめるから
また更に涙は溢れる。
EH｢泣きすぎ｣
｢だって⋯⋯だって⋯⋯｣
EH｢足は？大丈夫？｣
｢⋯うん⋯⋯うん⋯｣
床に座り込んでいた私に合わせて
ソファから床に座り直したヒョクが
後からしっかりと抱き締めてくれて
滞っていた全身の血液が
一気に流れ出した
そんな感覚だった。
EH｢ごめんな⋯⋯A｣
｢⋯⋯うん⋯うん｣
EH｢待たせ過ぎたよな｣
｢⋯⋯⋯⋯私も⋯ごめんなさい｣
EH｢なにが？｣
｢逃げたりして⋯⋯待ってるって⋯言ったのに｣
EH｢戻って来たじゃん｣
｢ヒョク⋯⋯⋯ヒョクーーーー!!｣
耳元に届くヒョクの声が、
首元にかかるヒョクの息が、
鼻先に届くヒョクの香りが、
ヒョクの何もかもが愛おしい。
EH｢あんまり動いたらダメでしょ？｣
｢いいの。くっついていたいもん｣
EH｢大好きだよ。A｣
｢私も好きっ!!大好きっっ!!｣
EH｢可愛いなぁ⋯もぅ｣
頭を優しく撫でてくれるその感覚。
愛おしそうに抱き締めてくれる、その腕。
ヒョクがいる。
待ち望んだ
大好きなその人は
変わらずあの時のままだった。
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さるるん(プロフ) - りんさん» 長らくお付き合い頂いてありがとうございました<(_ _*)>毎話、更新する度にコメントを頂いて、あぁ読んでくれてるんだなと実感しつつ嬉しかったです。また次の作品もよろしくお願いしますね☆ (2017年3月22日 23時) (
レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - やーさんさん» コメントありがとうございますっ<(_ _*)>次回作を構想中です。また是非お立ち寄りください。 (2017年3月22日 23時) (レス) id: 94f8af0061 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんありがとうございます。お疲れ様でした。ヒョクチェの優しいところ、良かったです。ジョンウン、ウォニ登場も楽しみました。(*´-`) (2017年3月22日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - ヒョクちゃんとヒロインちゃん、ちゃんと通じ合えて良かった！兄さんカップルもハッピーエンドでホッとしました(//∇//)毎回更新が楽しみでした(^-^)可愛いお話し、ありがとうございました♪ (2017年3月22日 8時) (レス) id: da96cf2f67 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヌナ、ジョンウンヒョン、2人が共に過ごしてきた、色々な事が、アドバイスの糧になってる(*´-`)ヒョクチェ、ヒロインちゃん頑張らなきゃね〜(*´-`) (2017年3月21日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2017年2月5日 21時
