StLtH26 (ページ4)

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タルーレナイトの当日、言われた通りに早めにみんなで出発をする。

タルーレに着いて地下に入ると、タブレットを持った北斗さんはいつもよりスタイリッシュで私たちを迎えて「いらっしゃーい」と言いながら出席を取っていた。中に入ると樹さんが「はーい、オーナーからお知らせあるのでシェアハウス勢はこっちね」と通された席に座る。

慧「ん？お知らせ？」

怜「あらん知ってる？」

顕「知らない・・・」

「私も知らない」

美「まぁそのうちわかるよ」

「え？みゅうさん知ってるの？」

佑「俺とモロとみゅーとまでは知ってる」

慧「えー、俺らは？」

翔「だから、これから説明すんだって」

そんな会話を繰り広げながら通された席に座ってからやっとタルーレを見渡すと今年はゴールドメインで所々ハロウィン仕様。キラキラしてて眩しいなぁとフロアの各コーナーを見渡していたら、ドリンクを持ってきた那須くんが「Aさん、いらっしゃいませ」と微笑んだ。

「那須くん、こんにちは。今日はオシャレしてるんだね？」と笑ったら横から「俺もオシャレしてますよー」と浮所くんが出てきて得意げに笑みを浮かべる。そういえば、バイトくん達みんないるし、いつもよりオシャレ。

普段、制服ばっか見てるし少し大人っぽくて「サクラちゃんとエリカちゃん早く来ないかなぁ」と3人のトークルームに「推しのビジュが最高だよ！」とメッセージを入れて細く微笑むと、そのタイミングで「お待たせしましたー！」とエリカちゃんの元気な声が聞こえた。

エ「浮所くんこんなお洒落してどーしたの！吃驚！」

浮「へへ、似合ってますか？」

エ「めっちゃ可愛い、後で写真撮ろ！あ、作ちゃん！ちょっ、サクラみてよ！！」

サ「み、見てるよ」

いらっしゃいませ、と頬を緩める作ちゃんにサクラちゃんは「あとで写真撮ってくれる？」とキラキラした目を向けると顕嵐がわざとらしく咳払いをした。