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PAST IVー3 ページ4
鏡の前で私の後ろに立ち、腰に手を当てる。
紫「二人で踊ってみたかった」
耳元で囁かれるようにそう言われて、胸が音を立てる。
「私も」
鏡の中で目が合うと、彼の目がキラリと光った。
もう長い時間を一緒に過ごしたはずなのに。
ここで見る紫耀だけは出会った時のままだ。
いつか憧れた、平野紫耀という存在が・・・目の前で私に跪いて私に情熱的な視線を送る。
ああ、私・・・ついにここまで来れたんだ。
その手を取れば、本物のお姫様になった気分。
鏡に映る二人はどこまでも輝けると、そう信じていた。
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作者名:愛美 | 作成日時:2019年3月10日 20時