833 ページ29
宮「えー、俺の話ー!?」
嬉しそうにニコニコして、なになにー!ってサクラを見つめた。
サ「ご飯食べながらお話しよ!」
宮「うん、手洗ってきまーす」
サ「はーい」
えへへと笑いながら洗面所に向かっていく宮近を見つめたサクラは「あらんお皿出してー」と俺に指示を出した。
宮「うわー、美味しそう!」
サクラちゃんのご飯久しぶり!と口にした宮近に嬉しそうにはにかんでたくさん食べて!と声を上げるサクラ。
面白くない、と思いながらご飯を口に運ぶ。
宮「で、さっき何話してたの?」
サ「あーうん」
「なんか顕嵐がね、ちゃかちゃんがサクラのこと好きだったらどーする?って聞いてきたの」とサクラが言えば宮近はきょとんとした顔をして俺を見ると「え、好きだけど?」と普通に言いやがった。
顕「・・・」
サ「あはは!だよねー!サクラも『もう既に大好きなのに?』って聞き返したもん」
宮「うん、大好きだよ!」
サ「うん、知ってる!」
顕「・・・」
ふふって笑うサクラに、宮近は「恋愛の好きじゃないからな!」と俺に釘を差し「お姉さんだから♡」と嬉しそうに頬を緩ませた。
サ「ねー♡」
・・・うざ。
サ「そんな顔しないでよ(笑)」
ちゃかちゃんは私のことよりも顕嵐が好きだから安心してね!ってサクラは笑うと宮近もそれに乗って「えー顕嵐ちゃん俺のこと好きなのー?」とケラケラ笑った。
宮「サクラちゃんライバルだね!」
サ「手強いなー!」
目の前で顕嵐はあげないよ!俺もあげないよ!という謎のやり取りを繰り広げられてただただため息を吐くしかない。
宮「顕嵐、俺とサクラちゃんどっちを選ぶ?」
顕「サクラに決まってんだろ」
宮「うわ、秒で振られた!(笑)」
サクラが大げさにガッカリする宮近に笑うと、「あ、そういえば!」と急に声を上げた。
宮「さっきAちゃんに会った!」
サ「ここら辺で?」
宮「うん」
なんか困ってたぽかったかし、駅の道聞かれた。と宮近が言う。
顕「神宮寺の家かな」
サ「え?」
一つ先の駅の近くが神宮寺のマンションがある場所だから、と口にする。
宮「別れたんじゃないの・・・?」
顕「まあね」
帰ったら聞いてみるわ、と口にするとサクラが心配そうな目で俺を見てきた。
1752人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:愛美 | 作成日時:2019年3月10日 20時