［夢100］優しい彼 (ページ6)

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4話ページ6

貴女Side

あれから私はお掃除係を言い渡された

まあ、お掃除好きだったから苦でもない
しかしそれでもこんな大きなお城のお掃除はしたことがないから

貴「つかれた・・・」

私は用意してもらった自室(仮)のソファーに腰をかける

貴「あ、紅茶でも淹れようかな」

ミカエラ様からもらった茶葉を持ち、キッチンへと向かった

〜キッチン〜

お湯を沸かし、ゆっくりとポットに注ぐ
茶葉の入ったポットにお湯を注ぐとキッチン中に茶葉のいい香りが広がる

貴「これ、カモミールだ・・」

私は花は好きな方なので大体の香りで花の名前は当てられてしまう

花言葉は微妙だけどね

私はポットとカップを持ち、この城の中庭へと向かった

この城の中庭は沢山の花に囲まれていて、小さい庭園のようになっている

ちゃんとした庭園もあるみたいだが、管理している方が許してくれた時にしか入れないらしい

〜中庭〜

テラスへ行き、1人お茶会を始めた

今日はとてもいい天気で小鳥のさえずり、優しい風が吹いていた

貴「絵本の中のような風景だなぁ・・」

カモミールティーを一口
口に入れた瞬間カモミールの香りがふわりと広がった

とても落ち着く

貴「これなら疲れも取れるわね」

しばらく優雅な時間を過ごしているとミカエラ様がゆっくりとこちらに向かって来てるのが見えた

ミ「こんな所に居たんだね」

貴「少し疲れたので

それよりミカエラ様はこんな所へ何を？」

私が首を傾げて問う

ミ「君を探していたんだよ」

貴「？」

ミ「ふふっ、あのねもう少ししたら僕の友人が来るんだ。もしよかったら君に紹介しようかと思ってね」

そう微笑むミカエラ様

貴「お手数をお掛けしました！！

もちろん良いですよ！！私でいいのか分かりませんが・・」

俯くとミカエラ様が私の手を握った
それに反応して顔を上げるとミカエラ様の顔近くにあった

ミ「君だから紹介したいんだ」

そんな言葉をイケメンな顔と声で言われたら誰だって赤くなるだろう

かく言う私もりんごのように真っ赤であろう

心臓がとてもうるさかった