110話「夜にはお気を付けて下さいね」 ページ12
これでも元の世界では死んでる身、夜になると…どう言ったらいいのか分かりませんが、身体が疼くというか…取り敢えず、夜は何だか変なんです
「A」
「はい？」
低く聞き慣れた声、ゆっくりと障子が開かれ、月光と共にとある人物の影のシルエットが見える
「謙さん…どうしましたか？小太郎が何か？」
「…上から少し伝達が来た、渡してくれと」
お馴染みの神様のお手紙、私はそれを受け取り中身を見た
〈お姉さんへ
もう気付いていると思うけど、お姉さんの身体はこの世界のものでない上に死んでいる、対応が効かなくなって来てると思うんだ。
夜になったら身体が変になると思う、その時は誰か側に居て体温を貰って欲しい、じゃないとお姉さんが肉体的に本当の幽霊になってしまうかもしれない、ゴメンね、本当は僕がしなくてはいけないんだけど……。 お姉さんの幸福を祈る愚かな神より〉
神様も深く考えているようで、最後の文字に私は苦しく思う、貴方は愚かではありません…貴方は優しく…人の事を考えられる良き神では有りませんか
「…どうだ」
「…夜一人は駄目、暖かくしなさい、そう書かれています」
私が死んでいる事は教えない…いや、【教えたくない】だけかも知れません
「そうか……どうする、一人になってしまうが…」
「そうですね…私眠れないので門番でもさせてもらいましょうかね」
ちょっと本気で言う、何せ本当の事ですから、同じ門番さんと共にいればなんとかなるでしょうし、傍に居れば体温も貰えるでしょう
「……解せぬ」
「はい？」
何が解せぬのか、私の手を取り部屋から引っ張り出した謙信さん、私は何が起こっているのかさっぱりで、されるがままに歩みを進める
「えっと…？」
「一人になってはならぬというならば…共に眠れば良い事」
「今凄い事言ってるって自覚してますか？」
私の言葉を無視して障子を開けた謙信さん、小太郎は目を見開きくないを懐にしまった
「謙、Aを連れてきてどうした」
「共に寝る」
「そうか共に寝る……は？」
またもや小太郎を無視して布団の中へ一緒に入る私と謙信さん、すっごく暖かくて嬉しいんですが…
ねぇ？←
「む…隙間が…」
謙信さんは私を温めようと布団に隙間ができないよう必死に工夫していらっしゃるのを見て凄く笑いそうになってしまう
「取り敢えず我は言う、そこを変われ」
「拒否する」
「…」ﾋﾟｷｯ
この後の口論は私が真ん中で寝ることで解決しました←
111話「皆様は凄く暖かくて…心地良い」→←109話「忍び同士仲良くして下さい」
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エンゼルチキンロールβ - 作品読ませて頂いてます！忍びーズと偶に出てくる作者様が可愛いです！笑 (2021年12月12日 23時) (
レス) @page23 id: 82f6fb7af8 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 麗宵さん» コメント有難うございます。一つ一つの話の残りの文字数の都合上一文字足していきますと話を少し変更するという事になるかと思われますので、次の更新からとなってしまうかもしれません。完全にリクエストにお答え出来ず申し訳ございません (2018年5月26日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
麗宵 - ちょっと官兵衛さんの口調が戦国BASARAの松永久秀と似ていたから一瞬どっちかわからなくなったので、できればだれが喋っているのか一文字だけでもいいのでつけてくださると有りがたいです。 (2018年5月25日 23時) (レス) id: 92d855c6e1 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - とある村の1村人さん» そんなに待たせません！なるべく早く更新致します(*^^*)頑張りますのでこれからも宜しくお願い致しますm(*_ _)m (2018年3月20日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
とある村の1村人 - ご返事ありがとうございます！もう100年でも200年でも何年でも待ちます！(((( 無理せず頑張ってください！！ (2018年3月20日 23時) (レス) id: ba5cd57d32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年11月2日 22時
