93話「まぁ色々説明してもらったよ」 ページ44
《回想終了》
アレから詳しく話を聞いて、今に至る
「____って事があってね、まぁ死んだと思っただけに衝撃も大きかったよ」
そう告げると彼女…Aちゃんは困った様に微笑むと「何だかごめんなさい」と言った
「俺は別に良いよ…でもさ、思ったことがあるんだけど」
「はい?」
「大坂の陣って言うので泰平を成立させるんでしょ?」
「はい、そうらしいです」
「俺は思うに、その前の戦い…つまり関ヶ原の戦いで決着つけちゃえばいいんじゃないかな?そうした方がAちゃんも一つ戦うのが減って良いでしょ?」
そう提案して見るとAちゃんの瞳が眩いと思える程輝いて見えた
「それはいい案ですね!流石竹中半兵衛様!神様!それで宜しいですか?」
そう言いながら神を見つめるAちゃん、神も笑顔で「その方が良いみたいだね」と答えた
「流石竹中半兵衛殿!A殿の事を理解した上でのご判断、拙者も見習わなければ!」
「武田様もお考えでしたが、言えずにここまででも」
「ははっ、先越されちゃったなぁ…」
苦笑いの武田信玄、へへっ、Aちゃんの役に立てるんなら俺なんでも出来る気がする!
「ねぇAちゃん」
「どうしましたか?」
「俺の事は半兵衛でいいよ、これからは同じ仲間だし、仲良くしたいからさ」
「はい!宜しく御願い致します半兵衛」
「わー…敬語の後に呼び捨てされるとなんかへーん…という事で敬語なしー」
「え、敬語は…その、癖でして…」
「んじゃぁ仕方ないなぁ…まぁ頑張ってね?」
「はい!」
Aちゃんとこうやって話せるなんて思わなかった、只Aちゃんに会えないことが…話せなかった事が気掛かりだったけど、それは綺麗さっぱり無くなった
「Aちゃん、そろそろ戻った方が良さそうだね…」
「あ、小太郎達を忘れていました…」
「はは…じゃぁね、また戦いの後に」
「はい!それでは」
そう言ってAちゃんが頭を下げた瞬間、光に包まれ黄色い光の珠が飛び交い姿を消した
「…神さん」
「なに?半兵衛さん」
「俺…関ヶ原の戦いが終わったらどうなるの?」
「そのまま生きてもらうよ…それがどうしたの?」
「ううん、病は消えたし、官兵衛殿とまた楽しく暮らせるんだと思うと嬉しいんだけどさ……あー、やっぱ何でもないや」
Aちゃんはどうなるの?という言葉は、心の奥に閉まっておくことにした、聞いては…いけない気がしたから
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草薙 - エルフ・シャープナーさん» 小太郎様〜〜♪ありがとうございます!ばたんきゅ〜コタ「、、、嬉しさに倒れた、、、」 (2017年9月18日 8時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!!頑張ります!!!小太郎、次の話は多めに出すからね…← (2017年9月17日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフ様〜!頑張ってください!小太郎「ずっと待っていたな、、、ククク」 (2017年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!! (2017年2月24日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - 続編おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2017年2月24日 9時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:
作成日時:2017年2月23日 23時