91話「緊急事態が発生したらしいです」 ページ42
小太郎に茶をいれて縁側へ戻る、茶を飲んで頬が緩んだ小太郎を見ながら平和だなぁ…なんて考えたり
「A、我の顔になにか付いているのか」
「え?あぁ…小太郎が微笑んでるのを見ていると平和だなぁと思って」
「我が微笑むとうぬは平和を感じるのか…不思議なものよ」
そう言ってまたお茶を一口飲む小太郎、幸せそうな顔なのは何故かは知りません
「…なぁ、俺の見間違えか」
「何がですか?」
「Aが光っているように見えるんだが」
「…へ?」
掌を見てみると確かに微かだが光りを放っている
「えぇぇ!?これなんですか!?!?」
「俺が知りたい!風魔!何とかしろ!」
「我とて万能ではない…A、原因はなんだ、変なキノコでも食べたか?」
「キノコって…拾い食いは当然しませんし、キノコを貰った記憶も…」
試行錯誤するがやはり何故光るのか分からない、その代わり嫌な予感がした
「まさか…」
「なんだ、分かったか?」
「あ、いや…薄らと分かる気が…」
「それはなんだ!教えてくれA!」
元親と小太郎の視線が痛い、でも残念ながら教える事は出来ない、何故なら…
神様達のいる所への帰還だから、そんなこと今はこの2人に言えませんよね普通は!
『パァァッ』
「A!」
「薄れていって…A!消えるな!」
「え、えぇ!?」
予告無しの移動に動揺する私、勿論訳の分からない小太郎や元親はもっと動揺…というかテンパっている
「くっ…掴めぬ!何故だ!」
感情を表に出す小太郎なんて珍しくて、らしくないと思い私は小太郎の眉間に寄っているシワを解すように人差し指をあてがった
「A…」
「小太郎、私は大丈夫です、小太郎がそんなに焦ってたらこっちまで焦ります」
「だが…!」
「小太郎はいつものように飄々とした態度で待ってくれていたらいいんです…大丈夫、すぐ戻ります」
「それはどう言う____」
光に包まれ小太郎の声は途中から聞こえなかった
《神の世界》
目を開けると目の前に見知った顔が
「た、竹中半兵衛様!?」
「やほーAちゃん」
「ごめんねお姉さん、何も言わなくって…でもね、僕竹中さんのこと忘れちゃってて…で、あっちの時を一旦止めて緊急自己紹介をと思って」
「ここ凄いねー、官兵衛殿も吃驚すると思うよ、まぁ…この世界くる機会は官兵衛殿無いらしいけどさ」
目の前で笑う竹中半兵衛様に唖然とする私、竹中半兵衛様…いつお亡くなりに!?
92話「まぁ仕方ないよねー」→←90話「うぬと会えなくなるのは我にとって…」
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草薙 - エルフ・シャープナーさん» 小太郎様〜〜♪ありがとうございます!ばたんきゅ〜コタ「、、、嬉しさに倒れた、、、」 (2017年9月18日 8時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!!頑張ります!!!小太郎、次の話は多めに出すからね…← (2017年9月17日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフ様〜!頑張ってください!小太郎「ずっと待っていたな、、、ククク」 (2017年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!! (2017年2月24日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - 続編おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2017年2月24日 9時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:
作成日時:2017年2月23日 23時