86話「ほむ!遊ぶのじゃ!」 ページ37
ガラシャ視点
父上が見回りに行っている間、暇な為城内を彷徨く、暇なのじゃで…何か面白い事はないかのぅ
「元親殿、この部屋でごゆりと…A殿はこちらへ」
という父上の声が聞こえた、元親が来ておるのか!A…とは誰じゃ?
「父上!」
「ガラシャ!いい所に、A殿、こちらが我が娘、ガラシャです」
父上の後ろから現れた綺麗な女性は私を見ると微笑んで近寄ってきた
「貴女がガラシャ…素晴らしく可愛らしいです!」
「むっ!?」
可愛いと言って妾に抱き着いてきたAという女性は優しく抱き締めてくれる、それにいい香りじゃ…
「父上!この方は…」
「A殿です、幾度か戦を共に、良い方ですよ」
「いい人なのは分かっておりまする!」
「?」
何か?と言ったように首を傾げる父上、もう良いのじゃ…
「A殿!妾と遊んでほしいのじゃ!」
「ふふっ、構いませんよ」
妾は蹴鞠を用意し、庭へと向かう、A殿には既に向かってほしいと言ったぞ!
「A殿〜!」
「ガラシャちゃん!」
先程、妾の事はどの様に呼んでも良い、と言うとガラシャちゃん、と呼ばれるようになった、敬語は癖らしく取れにくいらしいぞ…(´・ω・`)
「じゃあ蹴鞠のじゃ!」
ポーン、と鞠を高く蹴ってしまう、が、A殿は楽々と足で受け止め、優しく蹴り返してくれた
「す、凄いのじゃ!A殿は蹴鞠の達人なのじゃ!」
「ふふっ、それ程では有りませんよ、私のお知り合いに蹴鞠が大好きな方がいて…沢山教わりました」
そう言って妾がまた蹴り返した鞠をその場で上に軽く飛ばす
「凄いのじゃ…」(´。✪ω✪。 ` )
「ふふっ、ガラシャちゃんはどんな事にも興味を示すのですね」
鞠を高く飛ばし額の上で落ちぬ様安定させる、素晴らしいのじゃ…!
「A!」
「はい?」
「織田信長が呼んでいる!」
「えっ」
A殿が驚いた様に目を見開き鞠を落とした
「大丈夫か?」
「え、えぇ、大丈夫ですよ、すみませんが失礼しますね」
A殿は妾に鞠を渡してそそくさと行ってしまった
「むぅ…A殿と遊びたかったのじゃ…」
廊下の見えぬ所まで行ってしまったA殿のことを思いながら妾は部屋に戻った
次は絶対満足するまで遊ぶのじゃ!!
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草薙 - エルフ・シャープナーさん» 小太郎様〜〜♪ありがとうございます!ばたんきゅ〜コタ「、、、嬉しさに倒れた、、、」 (2017年9月18日 8時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!!頑張ります!!!小太郎、次の話は多めに出すからね…← (2017年9月17日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフ様〜!頑張ってください!小太郎「ずっと待っていたな、、、ククク」 (2017年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!! (2017年2月24日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - 続編おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2017年2月24日 9時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:
作成日時:2017年2月23日 23時