85話「暫く世話になる」 ページ36
元親視点
「長宗我部元親…？何処かで聞いた名ですね…」
「…そうか」
普通分かるだろ、なんて思いつつ俺は前にいる女を見る、武将に疎いのだろうか？
「そうだ、お前に話したいことがある」
「？何ですか？」
馬を止め俺を見上げるA、こう言えば驚くだろうか
「俺は戻る気は今のところない、故に…お前と旅をしてもいいだろうか？」
「…へ？」
驚いたのか目を見開き口をぽかんと開けるA、馬が興奮し出したのか、前足を踏み鳴らす
「葦毛鞍、暴れてはいけませんよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
「ブルルルッ！」
怒っているのだろうか、俺だけを振り落とそうとする葦毛鞍、なんだ、この馬…嫉妬してるのか
「何だかすみません…」
「いや、構わん、この馬は主を俺に奪われるのが嫌らしい」
馬の腹を優しく撫でると一声鳴き仕方なく、と言ったように大人しくなった
「さて…何処か行きましょうか、行きたい所あります？」
急な話だったが、そう言えば…と思い俺はこう言った
「尾張に行きたい」
「尾張…あぁ、織田信長様がいる場所ですね、分かりました、葦毛鞍、頼みますよ！」
「ヒヒーンッ！」
馬が駆け出す、荒々しい走りだが、Aは一切微動だにしない、俺は少し落ちそうだ
「A！いつもこんな感じなのか！」
「はい！葦毛鞍は元気いっぱいです！」
「俺が耐えられん!!」
「これ位耐えられなくて男が廃ります！」
「俺は馬術が無いんだァァァ!!」
この後、尾張に着くまでにこんな事が何度もあり、ﾀﾋにそうになった←
《尾張》
「うっ…」
「だ、大丈夫ですか？」
「大丈夫…な理由…あるか…うっぷ」
酔ったらしく、吐き気が酷い、あぁ…馬なんて懲り懲りだ…
「も、元親殿!?1体…A殿？」
「明智光秀様！長宗我部元親様が酔ってしまって…」
「知り合いだったんですね…いえ、それよりまずは城へ行きましょう、さぁ」
俺は光秀に肩に腕を回され立ち上がる、Aは焦りながら葦毛鞍の手綱を引く
「その馬…お前には懐いているな…」
「小さい頃から育ててますので」
ねー、なんて言いながら馬の頭を撫でたA、葦毛鞍は嬉しそうに擦り寄っている
「仲がいいんですね…あ、ガラシャに会っていってください、今ちょうど遊びに来ているんです、私の自慢の娘です」
「えっ！娘さん!?会いたいです！明智光秀様美人だから絶対美人さんです！」
キャッキャッと騒ぐA、光秀は顔を赤くしている、その光景に何故か苛立った
86話「ほむ！遊ぶのじゃ！」→←84話「ふっ…抗う道を作りし天女…か、凄絶だ…」
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草薙 - エルフ・シャープナーさん» 小太郎様〜〜♪ありがとうございます！ばたんきゅ〜コタ｢､､､嬉しさに倒れた､､､｣ (2017年9月18日 8時) (携帯から) (
レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい！有難うございます!!頑張ります!!!小太郎、次の話は多めに出すからね…← (2017年9月17日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフ様〜！頑張ってください！小太郎｢ずっと待っていたな､､､ｸｸｸ｣ (2017年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい！有難うございます!! (2017年2月24日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - 続編おめでとうございます！(*^▽^)/★*☆♪ (2017年2月24日 9時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルフ・シャープナー | 作者ホームページ：http:
作成日時：2017年2月23日 23時
