83話「怪我人は放って置けません」 ページ34
「では行ってきますね」
「気をつけての!」
「はい!」
葦毛鞍に乗って戦国時代に向かおうとした、けど其処で違和感
「謙信さんは?」
「あぁ、上杉さんはアクセサリーとしてお姉さんのそばに居るよ、その武器の持つ所」
「え?」
武器を見てみると謙信さんの家紋が彫られた飾りが付いていた
「話せないんですね…」
「その代わり上杉さんの加護を最大限使えるよ、それに上杉さんが夢に出てきてくれる様にしてるから安心して」
「何から何まで有難うございます神様…では!」
私は今度こそ戦国時代に降りた
《浜辺》
「何処ここ」←
{知らねぇけど…浜辺があるって事は東北ではねぇな}
「小太郎に合う確率減りましたねやった」←
毎回会うからちょっと怖かったんです←
「さて、まずはここが何処なのか知る必要が…?」
{どうした姉さん}
「いえ、何処からか三味線の音が…」
微かに、途切れ途切れに聞こえる三味線の音に私は反応した、葦毛鞍に主の方へ向かってもらう
「…洞窟?」
少し小さな洞窟、潮が引いているため現れた洞窟だと分かった
『〜♪…〜♪』
「やっぱりこの奥から三味線の音がする…葦毛鞍、此処で待っていてくれますか?」
{おうよ!任せな!}
私は葦毛鞍を撫でて洞窟の中へと入った
「誰か居るんですか…?」
洞窟にはほんの少し海水があり、ピチャピチャと歩く度になる、奥に入るにつれ暗くなる代わりに三味線の音が大きくなっていく
「…お前は…」
という声と共に三味線の音が止んだ、目を凝らすと其処には誰かが座り込んでいた
「此処で何をしてるんですか?潮が今は引いてるから良いですけど…満潮になったらここ埋まりますよ?」
「ふっ…抗いたい所だが、残念な事に…抗える力がないんだ」
その人の言葉が分からず、とりあえず私はその人に近寄った、その時に意味がわかった
「…鉄の匂い…」
「あぁ…俺は血を流している…このまま放置すれば…満潮が来る前に…俺は…」
力なくそういうその人に私は近付いた
「抗って下さい」
「…無理だ…お前も…手当できるものは持ち合わせていないだろ…?」
「そうですね、私が普通の人間なら貴方は助かりません」
私は血が溢れている所を見つけ、其処に手を近付けた
「私、三味線に興味があるんです、礼はそれで」
「お前は何を…!?」
暗い洞窟内を緑の光が照らす、その時に三味線を持った男性が見えた、銀と黒の髪に少し驚きながらも、私は治療を進めた
84話「ふっ…抗う道を作りし天女…か、凄絶だ…」→←82話「そんな決め方何ですか!?」
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草薙 - エルフ・シャープナーさん» 小太郎様〜〜♪ありがとうございます!ばたんきゅ〜コタ「、、、嬉しさに倒れた、、、」 (2017年9月18日 8時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!!頑張ります!!!小太郎、次の話は多めに出すからね…← (2017年9月17日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフ様〜!頑張ってください!小太郎「ずっと待っていたな、、、ククク」 (2017年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!! (2017年2月24日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - 続編おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2017年2月24日 9時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:
作成日時:2017年2月23日 23時