77話「女子だからといって…侮れぬ義の強さ!」 ページ28
直江視点
「では、宜しくお願い致します」
「宜しく頼む」
私は竹刀を持つ、A殿も竹刀を持った
「構え」
謙信公の合図を聞き、竹刀を構えた
「…始め!」
合図が聞こえた瞬間A殿の竹刀が目前に、既の所で受け止める、得意武器は短剣2つだと聞いたが、刀もこの様に扱えるとなると…
「相当の手慣れ…!」
受ける竹刀の重さが尋常ではない、竹刀に重さなどないに等しい、となるとこれは力の重み…
「はぁ!」
「ていっ!」ピシッ
最大限の力を振り絞り弾き返したが、すぐに体制を直され、額間近で止められた
「…参った」
「有難う御座いました」
頭を下げて笑顔になった彼女は竹刀を私に差し出してきた
「これは何処にしまえば宜しいのでしょうか」
しまって欲しいという頼みではなく、質問だった為、少し驚いた、普通は頼んでくるのが女子だが…
「わ、私がなおそう!A殿は此処で」
「いいんですか?私も使いましたから…」
「いえ、謙信公とお話を…では」
竹刀を受け取り、なおしにいく、鼓動が煩いのは何故だろうか
「…」バクバク
竹刀をなおしても尚鳴り続ける心臓、私は深呼吸を行う
「ふぅ…?」
やっと落ち着いてきたので庭の方へと戻った時、ふと違和感を感じた
「…愛を感じる…!」←
部屋から愛を感じ、そっと襖を覗く
「謙信公が南蛮に興味があるとは思いもしませんでした」
「…ごく稀にだが、南蛮の商人が来る様になったのでな、南蛮の言葉が分からぬと何かと…」
「そうですか…使いそうな言葉を教えますね」
「…助かる」
襖の先は謙信公とA殿、謙信公から愛を感じた
「まずは…hello」
「は、はろー?」
「こんにちはという意味です、で、Good bye」
「…ぐっばい?」
「Good bye、さようならを意味します」
「…ふむ」
謙信公の言葉に疑問が浮かんだ、謙信公…
此処には南蛮商人など来ないではありませんか、何故そのような嘘を…
「…有難う、とはどういう」
「Thank youです」
「てぃ、てぃんきゅー?」
「センキュー…と言っても伝わると思いますよ、難しかったらこちらをお勧めします」
「そうか…南蛮語は難しい…」
眉間にしわを寄せて悩む謙信公、謙信公は一体何がしたいのだ…?
78話「美人レーダーが反応しないだなんて…」→←76話「この女子は一体…」
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草薙 - エルフ・シャープナーさん» 小太郎様〜〜♪ありがとうございます!ばたんきゅ〜コタ「、、、嬉しさに倒れた、、、」 (2017年9月18日 8時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!!頑張ります!!!小太郎、次の話は多めに出すからね…← (2017年9月17日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフ様〜!頑張ってください!小太郎「ずっと待っていたな、、、ククク」 (2017年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!! (2017年2月24日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - 続編おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2017年2月24日 9時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:
作成日時:2017年2月23日 23時