LOVE～CM (ページ2)

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彼は、私がバイトを

始めてから半年後に

入ってきた。

出席しなくても単位が取れる授業ばかり選択した金

曜日、私はお客さんが少なくて楽な朝シフトによく

入っていて、彼も金曜日は朝シフト希望だった。

シム・○○○○

社員さんに言われて新しいタイムカードに彼の名前

を書きながら、ドキドキしていた。

すっごく背が高くて、足が長い。

同じ白シャツに黒パンツに赤いエプロンなのに、

彼が着ると全く違うものに見えた。

金曜日、朝シフトに入っているのは、お母さんと

同い年くらいのキムさんと、大学院に通っている

ハンくんと私、そして滅多に事務室から出てこない

社員さん。

私はレジの仕事をこなしながらも無意識に、

ハンくんに付いて回る彼を見つめていた。

カラオケ店で働き始めたのは大正解だったようで、

つい1ヶ月前に彼氏が出来た。

夜23時から朝5時までの夜シフトにしか入らない

大学4年生のユンホさん。

入ってすぐの飲み会で隣合わせてから、金曜以外は

夕方17時から23時までのシフトに入る私とは、

いつも交代のタイミングで顔を合わし、よく会話を

する仲だった。

そのユンホさんがなぜか17時からのシフトによく入

るようになってからは、一緒に仕事をする機会も増

え、彼の人柄に自然と惹かれていった。

ユンホさんもすごく背が高くて顔が小さくて、

すごーく足が長い！

告白された時はすごく嬉しかった。

付き合い始めてからは、また夜シフトに入るように

なったユンホさん。

Aが気になってて…

一緒のシフトに入りたかったから、

とバイト仲間の前で堂々と言っていたのは恥ずかし

かったけど…

幸せだった。

だから、かっこいい人が入ってきたなぁ、って。

そう思っただけ。