LOVE～CM (ページ3)

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すごいイケメンが

入ってきたって。

もうバイト全体に噂が広がっているよ、と金曜の夜

からシフトに入っていたユンホさんが、早朝帰って

きた時に教えてくれた。

バイト先から徒歩圏内で一人暮らしをしている

ユンホさん。

金曜は、朝シフトが終わってからユンホさんの家に

お邪魔して、夜シフトの時間まで一緒に過ごし、

バイトに出かけるのを見送った後は、早朝帰ってく

る彼を待って、1人で夜を過ごしていた。

YH 「A、おいで。」

シャワーを浴び、ベッドに腰掛けたユンホさんが、

私を呼ぶ。

金曜の夜のカラオケ店はすごく混む。

酔っ払いのお客さんも多いし、閉店作業も結構な重

労働だから、こんな早朝から抱かれたことは今まで

なかったのに…

「ユノオッパ？きゃっ……」

腕を取られ、ベッドにうつぶせで倒れ込んだ。

上から覆いかぶさってくるのがわかる。

YH 「Aがかっこいいって見惚れてたって。

新人くんに。

そう聞いたけど？」

耳元でそう囁かれた。

「！？見惚れてなんか…」

反論しようとした私の言葉は、

カラダを反転させられ口を塞がれたことで、

ユンホさんには届かなかったみたいで。

いつもより激しいその行為に溺れながら、

いつも男らしく余裕のある彼が初めて嫉妬心を露わ

にしたことを愛しいと感じた。

シムくんは。

確かにかっこいいけど、それだけ。

でも金曜日の朝シフト以外でも、私とシムくんは

同じ日にバイトに入ることが多く、話すことも多く

なっていった。

女の子のグループに熱のこもった視線で見られても

淡々と仕事をする彼のことを、やっぱり私はよく目

で追いかけていた。