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私はへちまを携えて
彼の部屋のインターホンを再び鳴らす。



颯爽と出てきたあの日以来の宮舘さんは、
「さあどうぞ、」と笑って私たちを迎えてくれた。






「レインボーローズ〜久しぶり」

「この子がへちまちゃん?」

「あ、また可笑しそうな顔してますね?」

「ふっ、そんなことないですよ」






「可愛いな〜よしよし」と宮舘さんは流石の慣れ方で
へちまと触れ合ってくれた。


「一緒に飛ばせても?」と言われて頷くと、
2羽のセキセイインコが自由に仲良く家の中を飛び回った。






「おお、本当に仲が良いな」

「ね、ツガイとしては相性が良さそうですよ」

「有り得ますよ、2人が家族になるのも」






「そしたらAさんと俺も他人じゃなくなりますね」と彼は笑った。


さらっと言われる言葉が少し恥ずかしい。


でもそうなったら嬉しい、なんて素直にそう思っていた。






「Aさん、下のお名前を聞いても?」

「あ、そう言えば。Aって言います」

「へえ!Aさんかあ、」






「また可笑しい名前だと思いましたか?」と聞くと

へちまの時とは違う優しい笑みで

「いいえ、すごく…すごくいい名前だなあって思いました」と言ってくれた。






「名は体を表しますね。やはり」

「…それはいい意味で?」

「ええもちろん。名前も姿も美しいですよ」






「なんてキザすぎますかね?」と彼は笑ったけど
私の顔はきっと紅くなってるはずだった。


それを見た彼も、少し恥ずかしそうに下を向いて
首にふっと触れていた。



…恥ずかしい。



そう思ってふと上の方を見上げると
私は衝撃的な光景を目の当たりにした。







「み、み、宮舘さん!!あれ見てっ!!!」

「うわっ!?あれってもしや…?」






「「仲良し!?」」





ふわふわなふたつの体が乗っかって
お団子のようになっていた。


2人で顔を見合わすとふはっ、と笑い合った。







.








「今日のゲストはSnow Manです」

「「よろしくお願いしまーす」」

「じゃあトークの方していきたいと思うんですが、」

「メンバーの宮舘さんは最近ハッピーなことがあったとか?」





「はい。そうなんですよ。

実は僕、インコを飼ってまして。

最近深く親交させて頂いているインコ仲間さんの子との間に可愛い子が…はい、沢山産まれまして。

はい、もう今後とも深く仲良くお付き合いできればなあと思ってます。

インコとも…、その方とも」









End

0 6 / Art Lover(美術愛好家) × Orange.→←.



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Haruno(プロフ) - シキさん» シキ様、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…🙇‍♀️🤍のお話気に入って頂けて良かったです🥹 (7月29日 19時) (レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - mikuさん» miku様、お返事が大遅刻の大遅刻で大変申し訳ありません…今更…🙏🙇‍♀️最後まで読んでくださり本当に有難うございます…!そんな風に言って頂けて本当に嬉しい限りです🥹 (7月29日 19時) (レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - どのお話も最高にドキドキしました!特にラウのお話が好みすぎて…!もしよろしければ続きもみてみたいです!よろしくお願いします! (2023年4月21日 17時) (レス) @page50 id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - 全部が最高でした!続編があったら読んでみたいです(_ _) (2022年11月5日 10時) (レス) @page48 id: 9190d456fa (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - みきさん» みき様、リクエストありがとうございます…!こっちも多分なんですが、ふっかさんのお話の方が長編化の可能性あるかもです…!あくまでかもなんですが( ; ; ) (2021年9月5日 8時) (レス) id: c65c76f5bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haruno | 作成日時:2021年8月12日 3時

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