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そんなに長居してはいけないと思って
「じゃあそろそろお暇させて頂きます」というと
彼は少しだけ驚いていた。
「あ…お忙しいですか？」
「え、いえそんなことは」
「あの…、
せっかくなんでもう少しゆっくりしていきませんか？」
「…いいんですか？」
「いやいや、もちろんですよ。
こんな偶然もなんか運命かなって思って」
「運命ですよ、この出会い」と言って彼はきりっとした顔で私を見る。
あ…思い出した。
確かテレビでお見かけした時もこんな感じのキャラクターだったなって。
かっこいいけど面白くて
私は思わずふっ、と吹き出すように笑った。
「あ、笑いましたね？」
「はい、面白くてつい」
「ふふ、俺は本気なのにな。
あ、Aさんの所の子は何色なんですか？」
「うちの子は…緑と黄色なんですよ」
「へええ！男性ですか？女性ですか？」
「女の子です！ってその聞き方…！笑」
「ほう、レディですか」
「如何です？うちの子とツガイになりませんか？」と言ってふわっと笑う。
「いいですね！うちの子と仲良さそうでしたよ」
「それは嬉しいな。あ、因みにお名前は？」
「へちまです」というと、
宮舘さんは笑顔のまま数秒固まってから
「へえ。…素敵な名前だね？」と言って足を組んだ。
「待ってください、
今絶対変な名前だって思ったでしょ？」
「いやいやいや、…っふ、全然っ、そんなこと」
「いや笑っちゃってるじゃないですか」
「ふははは！いや申し訳ない、可愛いなあって」
「じゃあ今度、へちまと会わせてくれますか？」と
可笑しそうに楽しそうに、宮舘さんは笑いながらそう聞いてくれた。
「もちろんです」と答えてその日はお暇したけれど、
彼は芸能人。
だからまた今度、なんてもう無いと思ってたのに。
「もしもし？」
『…あ、Aさんですか？宮舘です』
またあの耳触りのいい声を聞けるなんて。
「この間は、」
『はい、ありがとうございました』
「それで…」というと、
彼は少しの沈黙の後
「またうちに遊びにきませんか？」と言った。
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Haruno(プロフ) - シキさん» シキ様、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…🙇♀️🤍のお話気に入って頂けて良かったです🥹 (7月29日 19時) (
レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - mikuさん» miku様、お返事が大遅刻の大遅刻で大変申し訳ありません…今更…🙏🙇♀️最後まで読んでくださり本当に有難うございます…！そんな風に言って頂けて本当に嬉しい限りです🥹 (7月29日 19時) (レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - どのお話も最高にドキドキしました！特にラウのお話が好みすぎて…！もしよろしければ続きもみてみたいです！よろしくお願いします！ (2023年4月21日 17時) (レス) @page50 id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - 全部が最高でした！続編があったら読んでみたいです(_ _) (2022年11月5日 10時) (レス) @page48 id: 9190d456fa (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - みきさん» みき様、リクエストありがとうございます…！こっちも多分なんですが、ふっかさんのお話の方が長編化の可能性あるかもです…！あくまでかもなんですが（ ; ; ） (2021年9月5日 8時) (レス) id: c65c76f5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno
| 作成日時：2021年8月12日 3時
