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今日の車内はまばらに空いてたから、
2人で座ってまた他愛もない話をした。
先生が今副担任をしているクラスの子や
受け持っている部活の話を沢山きいた。
私も職場のことや家族のことを話すと、
先生は「まじで？」とか「やば、めっちゃウケんな」とかすごく興味津々に聞いてくれた。
「いや、俺が思うにその職場の人はAに好意があるな」
「ええ？」
「じゃなきゃそんな言い方しねえよ。
まあ、Aから嫌なヤツって思われてんなら逆効果だけどな」
職場の苦手な男の人の話をしたら
先生からは意外な答え。
そんな考えもあるんだ…とふむふむしていると
「ココ、変な縦線入ってる。跡残んぞ？」と言って
先生が笑いながら人差し指と中指で私の眉間を引き伸ばしてきた。
めちゃくちゃ恥ずかしいけど…
先生に触れられたからすごくドキドキして。
もっともっともっと話していたい。
なのに今日も時間はあっという間に過ぎてしまって、
寂しさともどかしさが一気に込み上げた。
「先生、」
「ん、じゃあなA」
「…、はい、また」
「気をつけて。またな」と私に手を振る先生。
私もそっと手を振って歩き出したけど
またいつ会えるか分からない寂しさで振り返ってしまう。
そしたら、先生はまだ私のことを見てくれていた。
私が振り返ったのに気づいてニコッと笑うと、
また手を振ろうとしてくれた瞬間に
目の前に来たおばあさんに気づいて即座に席を譲ってあげていた。
なんか先生らしい。
強面なのに優しい。…そういうところが好き。なんて。
ドアに近づいて私に小さく手を振る先生を見送りながら
私はまた彼を好きになってることに気がついた。
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岩本先生は私が夢を叶えたことを「すごいな」なんて褒めてくれたけど、現実は色々と厳しくて。
「ココ気をつけてって俺言ったよね？」
そんな風に例の苦手な人はもっともっと苦手になっていって。
そのあと
私が慣れればいいんだけど。
「今日暇？仕事のこと色々教えてあげよっか？」
そんなのは、全然求めてないですと思いながら
「予定があるので、」と一礼して素早く退勤した。
今日も岩本先生いるかな、なんて少し期待しながら
いつもと同じ位置で待っていると、
先生は奥の方にいた。
すごく仲が良さそうな、女の人と一緒に。
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Haruno(プロフ) - シキさん» シキ様、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません…🙇♀️🤍のお話気に入って頂けて良かったです🥹 (7月29日 19時) (
レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - mikuさん» miku様、お返事が大遅刻の大遅刻で大変申し訳ありません…今更…🙏🙇♀️最後まで読んでくださり本当に有難うございます…！そんな風に言って頂けて本当に嬉しい限りです🥹 (7月29日 19時) (レス) id: 7ace42d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - どのお話も最高にドキドキしました！特にラウのお話が好みすぎて…！もしよろしければ続きもみてみたいです！よろしくお願いします！ (2023年4月21日 17時) (レス) @page50 id: fa47139e50 (このIDを非表示/違反報告)
miku(プロフ) - 全部が最高でした！続編があったら読んでみたいです(_ _) (2022年11月5日 10時) (レス) @page48 id: 9190d456fa (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - みきさん» みき様、リクエストありがとうございます…！こっちも多分なんですが、ふっかさんのお話の方が長編化の可能性あるかもです…！あくまでかもなんですが（ ; ; ） (2021年9月5日 8時) (レス) id: c65c76f5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno
| 作成日時：2021年8月12日 3時
