謎解きは、恋に落ちてから！？ (ページ4)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:52,291 hit

ディナーの後でページ4

目を覚ますといい匂いがしてくる

二階堂「あっ！！名前様が起きたー！」

ベットの周りではしゃぐニカ。

さっそく名前で呼んでくれた

「るさいから、ちょっとあっち行って…」

二階堂「だって今日いつもより遅いんだもん！」

ま、確かに今まで大きな事件なんてなかったからすぐ帰ってこれてたけど。

だから疲れて車でねちゃったのね、

「仕事だからしょうがないじゃん

あーお腹すいた、千賀！ご飯食べたい！」

この広い部屋では大きな声を出さなければ向こうまで届かない

しばらくすると千賀が来た

千賀「お帰りなさいませ！ご飯出来てますよ！」

「やた♪」

千賀はいつも料理をしてくれる。おいしいから、最近太ってきちゃったのよねぇ。
それに運動神経がいいから羨ましい。

無駄にデカいテーブルへ行きイスに座ると横尾が押してくれる

まわりには他の執事がついている

お、今日は私の好きなムニエル～♪

「ありがと。じゃあ、いただき、」

いただきます、と目の前にある豪華なディナーにフォークをさそうとすると

玉ちゃんがムニエルが乗ったお皿をひょいっと持ち上げた

「あっ！

ちょっと、何すんのー」

玉森「ね、今日事件あったんでしょ？

解決した？」

こっちはお腹減ってんのに事件の話なんかしたくない

「してないわ。目星はだいたいついたけど

証拠も何も…」

玉森「俺さ、謎解き得意なの！

だからその話詳しく聞かせて？」

宮田「俺も聞いてみたい！」

二階堂「俺も～！」

「はぁ～？」

何なの？急に

すると後ろにいた横尾がステンレスの御盆で３人の頭を叩いた

横尾「お嬢様のディナーの邪魔しない。

もとの位置に戻れ」

さっすが横尾。

てか北山、藤ヶ谷の肩に寄りかかって寝てるし…

二階堂「でもさ、横尾さんだって聞きたいんじゃないの？

よく推理小説読んでるし」

横尾「なっ、そんなことない！////」

顔を見れば横尾の顔は真っ赤

横尾「…そうだとしても、執事に私情はいらない」

意外に可愛いとこあるんだ(笑)

でも、一般人から意見を聞くのもありかも。

このままだと事件解決しなさそうだし

私ももう一度頭の中で整理したいし。

「いいわ、話してあげる。

でも、

ディナーの後でね？」

大好きなムニエルが冷めちゃうわ。