謎解きは、恋に落ちてから！？

一緒 ページ21

「え？」





藤ヶ谷「さ、名前。お風呂にいこう？




最近全然俺を指名してくれないじゃん」




「あ…うん。」









さっき藤ヶ谷の言葉にひっかかったのは気のせいかしら。









「あれ？きのお風呂なんだか違う？」



藤ヶ谷「バスソルト入れてみた！」




後ろを向きながら答える藤ヶ谷









「へぇ、いい匂い…」



藤ヶ谷「グレープフルーツの香りだよ。」







お湯を手ですくって匂いを嗅ぐ



これならゆっくりできそうだわ。






藤ヶ谷「名前、」



「ん？」



藤ヶ谷「俺さ、やっぱり名前が好きだ。」








バチャンッ！






びっくりしてタオルを湯船に落とす




藤ヶ谷「名前？」



「あ、や、なんでもない！





その…っ//」





いきなり言われてどうしたらいいかわかんなくて、湯船に鼻の下まで入れる





「…自分の気持ちがわかんないわけで…ブクブク…」









藤ヶ谷にいちいち反応してしまう自分がいて…







それが恥ずかしくて…







藤ヶ谷「名前」


気付けば目の前に藤ヶ谷がいる





「きゃっ！



だ、だからこっち向かないでって言ったでしよ！！//」





藤ヶ谷「でも、この時間しか二人きりになれないから…



前は忘れていいなんて言ったけど…

やっぱ返事、聞かせて欲しい」








確かに、風呂以外はどこにいても他の執事たちがいる









だだっ広い湯船にポツンといる私と藤ヶ谷



今日はタオルを巻いているから、すべてを藤ヶ谷に見られない

お湯もすこし濁っていて中が見えづらいし…









「タオル…巻いてるから、藤ヶ谷も入る…？」



気付けばこんな事を言っていた








私何言ってんの？？？




藤ヶ谷「え？」







「一人でこんなデカイ風呂に入っても楽しくない



一緒に、入って。」



あほか。この距離でも照れてるくせに。




…でも、



これが私の答え…なのかな？









恥ずかしくて、またブクブクさせていると、頭を撫でられた







藤ヶ谷「ほんと、可愛すぎんだろ…//」

片方の手で口を抑えているのが見える









藤ヶ谷「お嬢様が言うなら、なんなりと。」








その場で、燕尾服を脱ぎ出す





「ちょ、！あっちで、脱いできて！！」



藤ヶ谷「どっちでも同じだろ？



早く一緒に入りたいし」





…人の気も知らないで…！//




───

作者です

ぐっだぐだですがもうしばらくお付き合いください。(笑)

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