謎解きは、恋に落ちてから！？ (ページ18)

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仮面ページ18

「きゃぁ…っ！」

その悲鳴により曲は止まり視線が集まる

西園寺「あなたが僕と結婚してくれなきゃ、刺すぞ！」

「「きゃー！」」

松本「皆さん！落ち着いて！」

なにこの展開！

てかなんで結婚までとんでんのよ！

「だから、これ踊ったら諦めるって…」

西園寺「そんなの嘘に決まってるじゃないか！」

ナイフを振り回し、じりじりと近寄る西園寺さん

西園寺「約束してくれ！結婚すると！」

「嫌よ！そんなの、」

西園寺「だったら刺す！」

『いい加減にしろ！！』

と、現れたのは目だけが隠れる仮面をつけた男の人

西園寺「誰だ！」

『私は、名前様の執事だ。』

北山！？

どうして仮面をつけているの？

西園寺「黙れっ！」

『誰だと聞いたのはお前だろう？

まぁいい、一つ言っておくがその汚らしい手で名前様に触れたことも重大だか、名前様を傷つけてみろ、ぶっ潰してやる』

西園寺「…っうるさい！」

西園寺さんは私に向かって突進してくる

刺される…！

思いっきり目を瞑り歯を食いしばると、何も感じない

ゆっくり目を開けると、そこにはうなって倒れている西園寺さんが。

『馬鹿め。だから言っただろう。』

西園寺「うぐっ…こうでもしなきゃ、うちの会社は潰れる…！」

潰れる？

「どういうこと？」

『西園寺建設はここ最近赤字なんですよ。

藤堂財閥と繋がりをもてば潰れないと考えたのでしょう。』

なるほどね…

「とりあえず署で話を聞きましょう

警察に電話を。」

『かしこまりました。ですが、このままだと麓山警部が来られると思われます』

「いけないっ。じゃあ私はこれで失礼しましょう

松本さん、お騒がせいたしました。

今後ともよろしくお願いいたします」

松本「う、うん…

ご苦労さま…」

皆苦笑いのなか、そそくさと私たちは帰った。

「なんで仮面なんかしたの？」

北山「私が執事とバレたら名前様に彼氏がいないのがバレてしまいます」

「…馬鹿っ！！

クビにするわよ！！」

北山「まぁ付けてみたかった、というのが大体ですが。

私オペラ座の怪人のファンですから。」

「…ったく、」

なにはともあれ、無事(？)パーティーは終わったし、いっか！