謎解きは、恋に落ちてから！？

面倒くさい ページ17

北山「さ、名前、手を。」





差し出された手に手を重ね踊り始める





最初は私と北山だけで踊る

周りの人たちはほぅ…と私たちを見つめている








やっぱり、北山はすごい



北山「上手になってきましたね？」





耳元で囁く





「べ、別に！//」





執事ってこと皆に隠してるから余裕もっちゃって！






ダンスが終わると拍手がおこった



松本「いやぁ、素晴らしかったよ


いいものを見させてくれてありがとう」



「いえ…ありがとうございます」







西園寺「藤堂さん！素晴らしかったです！



さすがですね！！








あの、ちょっとお話したいのですが、よろしいですか？」




「え？いや、あの…」





北山「申し訳ないが、また今度にしてくれますか？」





ガッチリ腰に手を当てる北山









西園寺「10分！いや、5分でいいんです！！」








なんかこの子可哀想になってきた←




「北山、私は大丈夫だから」


こっそり耳打ちする






北山「名前様が言うのなら…」







するりと北山の腕から抜けて愛想笑いをする



「いいですよ、お庭のほうにいきましょうか」









庭に行くと、西園寺さんはきょろきょろしながら話し出す



西園寺「実は、僕…ずっと貴女のことが好きでした！



お付き合いしてください！」









思わず目が点になる









「いや、まだ知り合ったばかりですし…」


西園寺「だったらお友達から！」


「そんなこと言われても……(汗)」





西園寺「…わかりました。




じゃあひとつだけお願いがあります








僕と一度でいいのでダンスしてください！


そしたら、諦めます」






面倒くさい…←



でもこれを断ったらもっと面倒くさそうね、





「…わかりました」




北山「そろそろいいですか？」






ちょうどいいタイミングで北山がくる



「私西園寺さんと踊るわ。」




北山「は？」




「まぁ、きにしないで…




行きましょう。西園寺さん」









私は渋々西園寺さんの手をとり、踊り始める









……この方は、宮田の生まれ変わりかしら…？←



まぁいいわ。これが終わればいいんですもの。







そのとき、西園寺さんの顔が変わった気がして、手に光るナイフが見えた






西園寺「うぉー！」



「きゃぁ…っ！」

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