33時間前。【恋する男子の時間】 ページ36
赤羽くんと渚くんの言葉にリュウキはバカにしたように笑う。
「………フン。
… 恋 な わ け。
と言いたいけれども、正直、赤羽くんはわからずとも、渚くんの気持ちはわかっていた。
王道少女漫画ヒロインみたいな、鈍感というやつではないから。
だけど、私には人を愛する資格も、人に愛される資格もないから、彼の気持ちに答えられはしない。
だから私は知らないふりをして、逃げるんだ。
少し感傷に浸っている間に、不良たちは殺せんせーと赤羽くん達により撃退されていた。
殺せんせー「何かありましたか。神崎さん???」
殺せんせーの質問にゆきちゃんは意味がわからないというようにくびをかしげた。
殺せんせー「ひどい災難に遭ったので、混乱しててもおかしくないのに。なんか、逆に…迷いが吹っ切れた顔してます。柚羽さんの今日のブラは薄ピンクでしたね」
『死ねくずがっ!!!!!!!』
ゆきちゃんはお淑やかに微笑んで、殺せんせーにお礼を述べた。
ちなみに私は、腰が抜けてしまっていて、赤羽くんにおんぶされている状態だ。
服は殺せんせーがマッハで着せてくれた。
業「柚羽ちゃんって、ほんとに胸ないんだね〜。よくあいつらも襲おうとおもったよね」
『…死ねよ変態が。くずかよ』
あははっと赤羽くんは笑って、でも…と続けた。
業「なにもなくて、良かったよ。柚羽ちゃんが無事でいてくれて、本当に良かった」
『え、なになに心配したの???ん???』
赤羽くんの言葉にふざけて返すと、赤羽くんは真顔で真剣なトーンのまま
業「心配したに決まってんでしょ?…もしかしてさっきの聞いてなかったわけ???はー、柚羽ちゃんの耳はおばあちゃんか〜」
余計な一言付きで心配してくれたことを明かしてくれた。
『…余計な一言だっつーの。それがなければ素直に感謝したのに』
渚「でも、ほんと。Aさんが無事ですごく安心した。初めて殺せんせー以外の人に殺意が湧いたよ」
…何この子。天使。
業「…守れなくて、ごめん」
小さな声で、赤羽くんは呟いた。
私はそれを聞こえないふりをして、彼の背中にギュッとしがみつく力を少しだけ、強くして彼よりも小さい声で呟いた。
『…助けに来てくれて、ありがとう』
彼の耳が、彼の髪の毛と同じくらい赤かったのはきっと、夕日のせいだけじゃない。
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柊 - 宣戦布告した渚が可愛すぎて涙がでます。でも、一番好きなのはカルマ君です。 (2015年4月5日 1時) (
レス) id: 64b128a3e3 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - うーむ...。(~_~;)修学旅行編大変な予感がする...(^_^;)応援してるよ〜！更新頑張ってね！（≧∇≦） (2015年3月27日 23時) (レス) id: 67c0eab8f8 (このIDを非表示/違反報告)
柚鈴稀(プロフ) - ナオさん» ううん…まだ決めてなーい (2015年3月24日 20時) (レス) id: d06c12a845 (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - ありがとう〜！じゃあ早速質問（笑）誰落ちにするか決めた？ (2015年3月23日 21時) (レス) id: 67c0eab8f8 (このIDを非表示/違反報告)
柚鈴稀(プロフ) - ナオさん» コメントありがとうございます!!友達希望ありがとうございます!!宜しくお願いします!!こちらもタメで大丈夫ですよ!! (2015年3月23日 7時) (レス) id: d06c12a845 (このIDを非表示/違反報告)
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