貴方が私を知らなくても私が貴方を知らなくても【銀魂】 (ページ1)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:375 hit

ぷろろーぐページ1

・
「松陽先生という人を失ってもう会えなくて。
それでもいいの？松陽先生が敵だから何？今まで教えてもらったのが嘘だとしても松陽先生は、きっと貴方達に強くなってもらいたかったと思う…。私は松陽先生を知らない。だから松陽先生がどんな人かもわからない。」

だけど…言えるのはきっと松陽先生はいい人だということ。

そして、私は全てを知っていると言うこと。

_________＿＿＿＿＿
「りーなー！りーな！聞いてよ！銀魂でさ～」

いつも通り友達と銀魂の話をする。

阪野莉奈。それが私の名前。

クラスで一番のグループにいて好きでもない銀魂を見て話を合わせる。

そして、気づけば“りーな”と言うあだ名が付いていた。

皆に合わせるのも疲れた私は自殺しようと思い屋上に続く階段を歩いていく。

一段二段と。

屋上に行くと死のうとしている子がいた。

「なんだ。先客いるじゃん。貴方はなんでここに居るの？」

と関係のない事を聞いてみると「ここの屋上から落ちたら好きな場所に行けるって噂があるから」といっていた。

「貴方はどこに行きたいの？」と思ってもいない質問を相手にぶつけると相手は「銀魂の世界」と。

正直少し腹が立った。真剣に悩んでいない奴が死んでいいのか？

死んで意味があるのか？

私は相手の横を過ぎて先に屋上から落ちた。