【GIANTS】短編集5

☆3分［坂本勇人］ ページ27

結(ゆい)→坂本家長女

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「ごめん、今日のお昼手抜きでいい？」









勇人の栄養管理は大事だけど少し楽したくなってしまって









結に絵本を読み聞かせてあげていた勇人にそういうと









坂「別にええよ、いつも頑張ってくれてるし」









結「えーよ！」









結も私に向かって親指を立ててグーサイン

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坂「結、3分待つんやで」









結「3分？」









ということでお昼はカップラーメンになって









お湯を入れて蓋をする









結「ママー、3分ってどれぐらい？」









待ちきれない様子でカップを見つめていた結









「そうだね、ママは3分あればリビングの棚の掃除が出来る」









この部屋は棚が意外と少ないからね









おー、と言いながら部屋を見回す結









坂「3分で出来ることって何があるんやろ」









勇人は右手で頬杖をついて頬を緩ませて結を見る









口には出ないけど顔にでる親バカだね笑









結「パパは3分で何が出来るの？」









今度は勇人に尋ねる結









坂「んー、素振りがめっちゃ出来るんやない？」









やっぱり野球に繋がるのか









「じゃあ、結は3分で何が出来る？」









最後に結に聞いてみると









結「ゆいはね、3分でママとパパにいっぱい好きって言うの」









えくぼを見せて笑う結









その発想はなかったと少し驚く









なんでこんなにかわいいの









坂「パパも結とママにいっぱい好きって言えるで」









結「ママにはゆいの方がいっぱい言える！









ゆいの方がママのこと好きだもん！」









思わぬ言葉に結の頭をなでなで









嬉しいこと言ってくれるじゃん









するとちょうど









ピピピと電子音がなって3分を知らせる









「あ、3分たったよ」









坂「じゃあ、手合わせて」









「「「いただきます！！」」」









3分で出来ることってたくさんあるね

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