【GIANTS】短編集3

HBD［坂本勇人］ ページ13

Aさんトレーナーです

_____

坂本side






『勇人違う！さっき言ったやつやれって』






坂「…ハァ」






これで何度目や






普段の言い方とは違いすごい怒鳴り方をさせる






コーチに言われたこと出来てるはずやのに






長「今日誕生日だからって浮れてんだろ」






亀「本当だよ」






いつになく先輩たちも厳しい






確かに今日は誕生日






でも私情で野球を疎かにするほど子供やない






それにしても朝Aに会っても何も言われへんかった






ダメや
集中せえ






坂「もう一本！」






_____

長野side







「長野さん！」






後ろから名前を呼ばれ振り返ると






勇人の彼女であり俺たちのトレーナーAちゃんが






長「お、Aちゃんどうした？」






「明日勇人の誕生日でサプライズをしたいんです」






長「俺たちに出来ることならなんでもするよ」






「ありがとうございます！！で、内容なんですけど…」






ひと通り説明してくれる






これ結構面白いかも笑笑






_____
やっと練習が終わり休憩へ





久々の休憩に一息ついていると






阿「勇人、ちょっとロッカー来い」







阿部さんからの呼び出し







低い声にビクビクしながらロッカーに向かう






また怒られるんやろか






今日はついてへんなぁ






そんな気持ちで
いつもより重く感じるドアを開けると






『ハッピーバースデートゥーユー♪』






選手みんなで歌うバースデーソングが流れてくる






明かりの消された部屋にロウソクの火だけが綺麗についていて






「勇人、誕生日おめでとう！







みんな厳しかったのサプライズなんだ






ごめんね？」






選手たちの真ん中で謝るA

HBD2［坂本勇人］→←☆鬼［石川慎吾］

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す