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side A




桜花もルトワックも明日から夏期講習が始まる


お互い忙しくなるなぁ...


って思いながら歩いてたら気付けば桜花まで来ていた


うわっ、勝手に足が向かうなんて怖っ...




黒木「...A?」


A「あ…」


黒木「どうしたの?」


A「...何か会いたくなって気付いたら来てた」


黒木「言ってくれたらルトワックまで行ったのに」


A「いやこの距離だし、黒木先生がルトワックに来るのはマズいでしょ」


黒木「...そうだね」




塾生はとっくに帰ってる時間とはいえ講師はまだ残ってる人もいるし、塾生だってどこで見てるかわからない


人気のない路地裏まで移動して少しだけ2人の時間を過ごした




黒木「明日からお互い夏期講習で朝から仕事だもんね」


A「給料は上がるけど気が詰まるよね」


黒木「時間が合ったら一緒にお昼食べに行こう」


A「え!行く...いや、やっぱいいや」


黒木「どうして?」


A「だって仕事中だから目黒Aの姿だもん!」


黒木「なんだそんなこと...目黒Aでもいいじゃん」


A「ダメ、あんな姿で会いたくないの」


黒木「だから僕は「目黒Aでも可愛いから気にしないで」っていつも言ってるのに」


A「だーめ」


黒木「どっちも僕が好きなAに変わりないよ?僕だって黒木蔵人だし、違う?」


A「違わないけど...てかそもそも桜花の黒木先生とルトワックの目黒Aのツーショットはマズいじゃない」


黒木「...そうだった」


A「結局夜にしか会えないかぁ...」




まぁ会える場所があるんだから贅沢も言ってられないか




黒木「呼び出してくれたら夜中でも会いに行くよ」


A「うん...ねぇ、」


黒木「ん?」


A「愛してる...」


黒木「僕も愛してるよ」




彼の胸に顔を埋めるようにして抱きつけば優しく背中に手を回してくれた彼


愛の充電


...なんちゃって

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作者名:愛音 | 作成日時:2021年11月28日 21時

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