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そして運命の時


平松先生と朽木先生が丸められた掲示物を伸ばし、Ωクラス選抜テストの結果が発表された


見事昇格を果たしたのは上杉海斗くんと柴田まるみさん、この2名だった




島津「うわ、マジでΩに上がって来やがった...俺に感謝しろよな」


直江「花恋、花恋、花恋!Aクラスから女子一人Ωに上がってる!部屋も私らと同じ!」


前田「おぉ、マジか!どの子?」


直江「あー...あの子あの子!」


前田「...え?あんな子いたっけ?」


直江「ねぇねぇ、髪すごい綺麗だよね?」


柴田「えっ?」


直江「「まるみ」って言うの?可愛い名前だよね!私、直江樹里。部屋も一緒だよ!」


柴田「えっ、あ...はい...」


直江「いつも一つ結びなの?」


柴田「いつも朝ママがやってくれて、」


直江「えっ!?じゃあここにいる間は出来ないじゃん...そんじゃあ、私に結ばせて?」


柴田「あ、うん...」


直江「やったぁ!可愛いゴムいっぱい持って来てんだ、行こう?」




そう言うと直江さんは柴田さんの手を引いて前田さんにも紹介した




直江「ねぇねぇ花恋、「まるみ」って言うんだって!」


前田「よろしくね」


柴田「よろしくお願いします...」




ものすごいスピード、ものすごいコミュ力...




桂「大丈夫かなぁ...」


佐倉「あの子たち部屋も一緒なんですね」


桂「うん...くろっきーコーディネートねぇ...」


佐倉「...でも良かったですね、柴田さんも上杉くんもΩに上がれて」


桂「そうね」




桂先生は尚不安そうな顔をしていた




side 柴田




初めてのΩクラスでの授業、最初の授業は算数だった


この合宿では出された問題を一回でクリア出来たら金、二回目なら銀、三回目以降は銅のシールをもらって正答率を区別していた




橘「あー、惜しい!もう一回!銀目指せよ!おし!進めるヤツはどんどん...進めぇ...あぁ...

OK、前田花恋もちろん正解...シールは金!はい樹里...お前素晴らしいな、大正解!もちろんシールは金、おめでとう」




問題を解き終わって列に並ぶと前田さんも直江さんも表紙のシール表は全部金のシールだった




橘「おし!はい、まるみ。うんうん...頑張った、はい!シールは...銅、どんどん行け!

はい来た、翼が...おぉ大正解、シールは金!」




席に戻る途中、私の後ろに並んでいた子も金のシールを貰っていた


こんなんじゃダメだ、もっと頑張らないと...

side (名前)→←side 佐倉



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作者名:愛音 | 作成日時:2021年11月28日 21時

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