【プロファイリングの真似】 ページ24
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side 百合根
黒崎さんが無事仲直り出来たみたいで何だか僕まで嬉しくなった
百合根「友情っていいですね」
三枝「友達は言葉を使わずとも意思が伝わる。言葉だけが意思の表現手段ではない
そして黒崎くんの場合、その相手に特別な感情を持った時喋るのでしょう」
...てことは!
赤城「特別な感情とは言ったが、ポジティブな感情とは限らない。憎しみという場合もある」
百合根「またそんなこと言って...そう言う赤城さんだって僕わかってますよ?
憎まれ口を叩く相手というのは、」
赤城「プロファイリングのマネ事か。そんなこと頼んでない」
百合根「そうですね?言葉にしなくてもちゃんと伝わってますから。」
赤城「キャップ...気持ち悪いぞ」
そう言って赤城さんはコーヒーカップを手に僕から逃げた
百合根「それ前にも言われましたけど...」
それが本音じゃないことも僕はわかってますよ、赤城さん。
百合根「てか今日Aさんは?」
赤城「一人で飲みに行った」
百合根「え!心配じゃないんですか!?」
赤城「あいつも立派な大人だ、それに自分の身を守れるくらいの武道は身に着けている」
百合根「強がらなくてもいいんですよ?」
赤城「強がってなどいない」
あ、じゃあ悲しいもしくは寂しいんだ
ホント、この兄妹はお互いに依存してるんだから...
第三話 完
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作者名:愛音 | 作成日時:2021年4月7日 10時