青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー【3】 (ページ15)

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【再びスパイ】ページ15

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side A

京介と悠馬と3人で話をしているとまた翔子と一樹がお兄さんに呼ばれた

これは...来るぞ

「ホントにアレンがやったのかな...」

「さぁ...スクポリは誰に目付けてんだろうな？」

Aは？どう思う」

『...え？』

「何だかんだアイツ、問題解決して全員スパッと逮捕するもんな」

そうなんだよなぁ...

青木先生も澤田先生もお兄さんのファインプレー...

いやムカつくな

「A、スマホ鳴ってる」

『...え？あ、』

お兄さんお前、アレンと仲良いか?

お兄さんアレンの交友関係教えろ

今日は思ったより早かったな...

っていうかアレンとそこまで仲良いわけじゃないんだけど？

話はたまにするけど全部世間話だしなぁ...

あ、そういえば美月ってアレンと幼馴染って言ってたような...

「...A？A、どうした？眉間にシワ寄ってんぞ」

『...うそ、ヤダ』

「誰からだったんだよ」

『ん？あ、迷惑メール』

美月がアレンと幼馴染で同じ団地に住んでるから美月の方が詳しい

余計なこと聞いたら許しませんよ

「え、お前迷惑メールに返信したらダメだろ」

「お前大丈夫かよ(笑)」

『大丈夫、通報しといた』

結局私はお兄さんのスパイじゃん

side アレン

学校が終わって仲間にあることを確認するためにいつもの溜まり場に向かった

「おう」

「...あの」

「何？」

「市原ってやつのことだけど、やったのマーくん？」

グループのリーダー、マーカスにそう尋ねると彼は否定した

それを聞いて少し安心した

良かった、仲間がやったわけじゃない...

「ジュワニだ」

マーくんがそう言うとジュワニは頷いた

え...結局このグループかよ...

「俺の生徒手帳、置いたのも？」

「お前がナメらんねぇようにだよ。宣戦布告だ」

「何で！？」

「お前市原ってやつにイジメられてんだろ？だから敵取ってやったんだよ、なぁ？」

マーくんがそう尋ねるとメンバーは微笑み、拳を胸に当てた

「俺らが仲間やられて黙ってると思うか？

なぁアレン、学校なんて行かなくていいよ。ここがお前の居場所なんだから。なっ？」

居場所...その言葉が少し嬉しい自分がいた