STORY9 ページ11
一回つまずくと焦って何回も失敗するから
休まないとどうにもならないんだよね。
高橋「くそ…っ」
「はい、水分とらなきゃダメだよ?」
案の定同じ所でつまずいてる高橋くんに
私はスポーツドリンクを差し出した。
高橋「……ありがと」
一瞬私の顔を見てすぐに逸らす。
「何かあったの?」
高橋「…んーん」
「何か不安な事を隠してる気がするんだけど」
彼はバッと勢いよく顔を上げた。
図星だったようだ。
高橋「Aちゃん勘良すぎ…」
「ふふ、まぁね」
高橋くんは壁に寄り掛かるように座り
私があげたスポーツドリンクを
ゴクゴクと飲んだ後、ゆっくり話し始めた。
.
高橋「期末テストいつもより結果が良くなくて、
親に両立出来ないなら辞めろって言われて…」
不安なのか泣きそうなのか
顔はどんどん下に下がっていく。
高橋「確かに最近舞台とかもあって
まともに勉強してなくて、
自分でも両立出来てないなって思ってた」
「そっか、それじゃあどっちにも
集中出来ないよね」
高橋「うん…集中力無くなっちゃって
いつもすぐに覚えられるダンスも
全然頭に入らなくて」
そう言うと体育座りをして
顔を埋めてしまった。
.
高橋「紫耀も廉もどんどん大人になってて
ダンスも歌も成長してってるのに
俺だけ下手になってく…」
.
永瀬「何言ってんねん、そんな事ないで?」
平野「海人はちゃんと成長してるよ」
反対の方で練習していた2人が
話を聞きつけてこっちに来た。
盒供屐弔海鵑陛曚メンバーにいていいの?」
永瀬「当たり前や!!!」
平野「海人は海人のままでいいんだから」
廉くんに頭をワシワシと撫でられ、
高橋くんに少しずつ笑顔が戻っていく。
永瀬「勉強で分かんないとこは教えたるし」
平野「ダンスもみんなで頑張っていこ?」
高橋「みんな…」
「高橋くんはこの仕事好き?」
高橋「うん、大好き」
「ふふ、その気持ちがあれば大丈夫だよ」
高橋「…うんっ!」
高橋くんは立ち上がって
高橋「両立頑張る、俺は俺らしくいる!」
笑顔で言った。
.
永瀬「よしっ!
じゃあさっきの振りからやろうや!」
高橋「うん!!」
.
その後からの高橋くんは、
今までの不安を吹っ切れたようで
振り付けを覚えきり
無事にレッスンは終了した。
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haru☆(プロフ) - めいぷる。さん» うふふ、ありがとう(*´˘`*)もっともっとニヤニヤさせられるように頑張るねっ!ありがとう! (2017年10月29日 1時) (レス) id: 5f29f4e3bd (このIDを非表示/違反報告)
めいぷる。(プロフ) - はるちゃん!やばいです今回もほんとに面白くてにやにやにやにやしながら読ませてもらいました笑またはるちゃんワールドにのめり込めるのが楽しみ(*^^*)がんばってね!!! (2017年10月14日 0時) (レス) id: 4ce8618afe (このIDを非表示/違反報告)
haru☆(プロフ) - 藍音さん» ん!?文字化け!失礼致しました!!高橋くんの高ですよね?今から直します!ご指摘ありがとうございました!!これからもよろしくお願いします(o^^o) (2017年9月25日 1時) (レス) id: 5f29f4e3bd (このIDを非表示/違反報告)
藍音 - これからも頑張ってください。 (2017年9月24日 22時) (レス) id: 43ee0b77f2 (このIDを非表示/違反報告)
藍音 - こんにちは。小説、とても面白かったです!高の字の文字化けが少し気になりました。 (2017年9月24日 22時) (レス) id: 43ee0b77f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:haru☆ | 作成日時:2017年9月24日 17時