禁断カノジョ kr.Ver ページ26
これはとある大学に教授として転勤した時の話。
前の会社が嫌で1度経験した教授職に戻ろうとかんがえた。
もう転勤することは無いので大学の近くのマンションを買った。
なかなか綺麗な部屋で換気もしやすく、防音。
我ながらいい仕事場を見つけたと思う。
荷解きはやはり実験道具メインで開封。と行きたいところだが、やはりお隣さんへの挨拶は必須だ。
万が一のため僕の部屋は角部屋だが、何かあった時迷惑かかるのは隣の人だ。
そう思い予め買っておいたそこそこいい所の菓子折を持って隣の部屋のインターホンを押す。
はーい、と返事が返ってきたのは若い女の人だった。
直ぐに扉の鍵が開き、扉も開いた。
出てきたのは、まだ未成年に見える女性だった。
「隣に引っ越してきた蔵礼といいます。こちらつまらんもんですが。どうかよしなに」
「面白い言い回しですね。こちらこそよろしくお願いします。」
「こちらにはおひとりで」
「ええ、学生なんです。」
「実は私大学の教授になるために越してきたんです。」
「あら奇遇ですね。もしかして、来年度から新しくはいられる先生ですか？蔵礼という名前聞いたことがあります。」
「我々大学の方に就きます。」
「やっぱり、私そこの2回生になります。」
「そうでしたか。どちらの学部に？」
「理学科の、生物生理学、生化学専攻してます。」
「これまた奇遇ですね。生物と化学類を主に教える予定です。」
「本当ですか？ゼミでもよろしくお願いします。」
「こちらこそ」
「あ、良かったらご昼食一緒にどうですか？」
「いえいえ、生徒のおうちにお邪魔するわけには」
「まだ就いてないですし、プライベートなんだしいいじゃないですか。」
「では言葉に甘えて。」
彼女はまだあって数分の僕を招き入れた。
彼女との昼食は楽しかったし趣味も話も会う。
結局夕方までお邪魔してしまった。
窓の外が暗くなった頃を皮切りに、そろそろおいとまするよ、と彼女の部屋を去った。
自分の部屋に戻って少し考える。
彼女といた時間は楽しくて、まだ鼻に彼女の匂いが残る。彼女の笑顔が可愛らしくて目の奥に残っている。
また会いたい。
しかし困ったことに
もし、恋が異性に対してこういう思いを抱くということが定義ならば、私は自分の生徒になる子に恋をしたらしい。
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卍エシラ(プロフ) - ベルギーチョコさん» どこでもいいですよ (2022年2月20日 19時) (
レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
ベルギーチョコ(プロフ) - あの、リクエストって最新作の方の短編集にコメントしたほうがいいですかね…？ (2022年2月20日 18時) (レス) id: 1be44ced24 (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» こちらこそ細部まで見てくれてるようでお気遣いありがとうございます。 (2019年12月7日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
赤狩り - 卍エシラさん» なるほど……確かに、そうですね。申し訳ありません。そして何度でも言いますが好きです。好きです(大事なことなので) (2019年12月7日 17時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» そうですねすみません。ですが凶はkrしかかけないので凶とタグ付けるのも少し気が引けます。ですから説明欄にwrwrd＋αとしてkr先生がいますよと書かせて頂きます。検索避けをしていても直接的なタグを付けすぎると検索避けの意味がなくなってしまうんです。 (2019年12月7日 12時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卍エシラ | 作成日時：2019年11月7日 23時
