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その時不意に後ろに引っ張られるすごい力を感じ。爆風も相まって俺は吹っ飛んだ。
彼女は煙の中だ。
「な！！おい！お前！！A！！」
あの量の爆弾だ生きてるはずがない
「えへへートントンさんに名前呼んでもらえたー」
「は？」
煙が晴れて見えたのは顔面をあの男の返り血で濡らした無傷の彼女。
「お前爆弾」
「私汗っぽいので燃えないんです。」
あの量はそんな汗っぽいとかで解決できる量じゃない。
「まぁ服は燃えちゃいましたが。」
「とりあえず、ありがとう」
「いえいえ！私に出来るのは肉壁くらいですから。」
彼女はあの嫌いな歯を見せた笑みを見せた。
刹那、どこから来たのか分からない弾丸が彼女の目を貫いた。
「A！」
「大丈夫ですよトントンさん。目をいかれただけなので」
「大丈夫ちゃうやろそれ」
「おいトントン！！」
ゾムからのインカムが入る。
「どしたんや？」
「悪い一個中隊そっちに逃してもうた。」
「大丈夫、こっちは無傷や。迎え撃つ」
「了解」
インカムを切って
「て、ことや。お前は下がっとき。」
「トントンさん大丈夫ですよ！私は戦えます。」
「お前、目やってんのに武器もなしでどうすんねん。」
「大丈夫ですよ！信じてください」
ふと、グルさんの言葉を思い出す。
こいつは腐っても幹部。死んだら自己責任。
「分かった。足だけは引っ張るなよ。」
「はい！！」
そう言うと彼女は走り出してすぐそこまで来ていた敵の中隊を一人一人殴り蹴り、捻り潰していた。
いくら大柄とはいえ武器を沢山持った軍人を投げたり、殴り飛ばしたりできるものでは無い。
武器が使えなくても、殴ってしまえば無問題…か
「ははっ！楽しいですよ！トントンさん」
あの馬鹿みたいな笑みは今は狂気を孕んでいた。
「諸君敵国の降伏を確認した。戦争をやめよ」
総統の放送で彼女も止まる。
「楽しかったです！トントンさん！」
「俺はなんもやってないから楽しないわ。」
「へへ」
彼女は無能なんかじゃない。
素直で馬鹿なのだ。適材適所、俺は彼女に書類を回すのを辞め。今は俺やグルさんの護衛を立派に務めている。
貫かれた左目は元々義眼だったらしく。何事もなく過ごしている。
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卍エシラ(プロフ) - ベルギーチョコさん» どこでもいいですよ (2022年2月20日 19時) (
レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
ベルギーチョコ(プロフ) - あの、リクエストって最新作の方の短編集にコメントしたほうがいいですかね…？ (2022年2月20日 18時) (レス) id: 1be44ced24 (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» こちらこそ細部まで見てくれてるようでお気遣いありがとうございます。 (2019年12月7日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
赤狩り - 卍エシラさん» なるほど……確かに、そうですね。申し訳ありません。そして何度でも言いますが好きです。好きです(大事なことなので) (2019年12月7日 17時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» そうですねすみません。ですが凶はkrしかかけないので凶とタグ付けるのも少し気が引けます。ですから説明欄にwrwrd＋αとしてkr先生がいますよと書かせて頂きます。検索避けをしていても直接的なタグを付けすぎると検索避けの意味がなくなってしまうんです。 (2019年12月7日 12時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卍エシラ | 作成日時：2019年11月7日 23時
