ケンカカレシ zm.Ver(ﾘｸ) ページ35
私が悪かったのかもしれない。
ゾムは心配してくれるのに、私は心配かけることばかりしている。
でもゾムの助けになりたかったからしたけど結果的にゾムの心配になっている。
そんな自分が嫌で、逃げてきちゃった。
「シッマ……」
「どしたん？A……」
「ゾムと喧嘩したぁ」
涙がしくしくと出てきて前が見えなくなった。
「え？泣くなや！」
「うん……」
「取り敢えず何があったんや？」
「あのね」
「それはなぁ、ゾムの方が正しいわ。」
「分かってるもん。」
「謝ったらええやんけ」
「それも分かってるもん」
「ゾムにかけてみんで？」
「うん……」
……
「出えへんなぁ。あ、かかってきた。」
「やっと出たわ！！！」
……
「はぁ……」
「何言われたの？」
「話したいから帰ってきてやって」
「嫌や」
「謝れへんなるで？」
「分かってるけど、目腫れてるから会いたくない」
「帰らんかったらゾム来るで」
「え！？？」
「もう来てるで」
「えぇ！？」
窓から勝手に入ってきたゾム、ここ何階や思ってんの！！5階やぞ！！←
「ぞ、ゾム、その」
「俺、シッマとこ行っていいなんてゆっとらんねんけど？」
「その。」
「あんな？」
ゾムの目が優しくなったと思えば直ぐにこわい目になり
私を押さえつけた。
「おいゾム！！」
「喧嘩するのは噛まへんけどな！男相手はやめときや、いくらお前が強くても」
掴まれた腕が動かない、こんなにも男の人は強いんだ。
「こうやって抑え込まれたら。ヤラシイことされちゃうやんか」
服の中に手が滑り込んでくる。どんどん上に上がって……
「ゾム、そこまでにしてくれ」
「今いいとこやんかシッマ！」
「俺別に人の行為見て興奮せえへんわ」
「取り敢えず、こいつ貰って帰るから。世話になったな！」
「まぁええわはよ帰れ」
「ゾム……」
ゾムは私を抱き上げて5階から飛び降りて屋根をつたい空を舞った。
「ゾム、あのね。そのごめ」
「帰ったらさっきの続きな？」
「へ？」
「お仕置き。や」
フードから見える目はギラギラと、そして優しく輝いていた。
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卍エシラ(プロフ) - ベルギーチョコさん» どこでもいいですよ (2022年2月20日 19時) (
レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
ベルギーチョコ(プロフ) - あの、リクエストって最新作の方の短編集にコメントしたほうがいいですかね…？ (2022年2月20日 18時) (レス) id: 1be44ced24 (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» こちらこそ細部まで見てくれてるようでお気遣いありがとうございます。 (2019年12月7日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
赤狩り - 卍エシラさん» なるほど……確かに、そうですね。申し訳ありません。そして何度でも言いますが好きです。好きです(大事なことなので) (2019年12月7日 17時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» そうですねすみません。ですが凶はkrしかかけないので凶とタグ付けるのも少し気が引けます。ですから説明欄にwrwrd＋αとしてkr先生がいますよと書かせて頂きます。検索避けをしていても直接的なタグを付けすぎると検索避けの意味がなくなってしまうんです。 (2019年12月7日 12時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卍エシラ | 作成日時：2019年11月7日 23時
