日常3 ページ4
16時になれば約束通り、戦闘員たちが汗を流す訓練所へ。
一等訓練所は訓練兵から、部隊兵まで多くの人が使うため広い設計ではあるが、一個師団いる第1、第2近接がどちらかが入れば1発で埋まる。
他にも訓練所はあるが、一等訓練所は設備広さ共にこれ以上のものは無い。だから、いつも第1と第2は隊長のコネシマ第1大将とシャオロン第2大将を戦闘に訓練場所をかけて争っている。
『今日は勝負は着いたのかしら』
そう言いたがらなかに入る。まぁ、一等兵以下が外に待機している時点で察せるが。
kn「おう姉さん。待ってな今こいつ倒して模擬戦するから」
sh「それは1回でも俺殴れてから言わんかい」
案の定広い訓練所の壁沿いに部下を押し込め自分たちはど真ん中で喧嘩してる。
『はぁ…』
呆れたため息を吐けば、真ん中へ行き2人に拳骨を下す。
sh.kn「いでっ」
『下の兵を教育する立場でなんで自分らばかり場所使ってるの？』
sh「姉さんごめんやん。」
『模擬戦なら外でもできるんだから、部下に指示出して訓練させなさい。』
kn「ちゃうねん、姉さん。俺らと姉さんの模擬戦部下にも見した思て」
『あのね、私は確かにあなた達ふたりを相手にできる自信はあるけど、飽くまで護身術の範疇を出ないの。そんなのみたって何にもならないわ。』
sh「でもどうしても見せたいねんて。」
『はぁ…じゃあ、多勢に囲まれた時の対処法ね。何度も言うけどこれは護身、倒すとはまた別。逃げる隙を作るという感じで見てちょうだい。』
「「はい！」」
コネシマとシャオロンの部下たちは元気よくそう応える。
『じゃあ、シャオロンとその部下2人は機動歩兵、コネシマとその部下2人は重装歩兵、はい準備』
手を2回叩けば、さすが精鋭の第1第2、すぐに用意を始めては、終える。
シャオロンたち機動歩兵は基本的に装備は短剣やナイフ。長くて脇差程度のリーチは短め、(シャオロンはシャベルだが)その代わり小回りが効くし攻撃が早い。市街掃討戦に起用される。
打って変わってコネシマたち重装歩兵は、鎧に、手甲、太刀や大剣、手榴弾もある。重めの攻撃と硬い装甲が手強い。当たれば確実に手は折れるし防御も固い。前線上げに使われる。
この全く用途の違う兵に囲まれることはあまりないだが無いわけじゃない。
さて上手く教育できるかしら。
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