ウルトラマンジード・ベリアルの娘

エピソード6 ページ39

そして右手を前にした十字の構えを取り…

リク「アトモスゥゥゥ、インパクト!」
ミク「ショックウェイブゥゥゥ、シュート!」

火花が出ない青い光輪状の光線と青白い光線がアーストロンに命中すると空に浮き上がってガスタンクから遠ざけた後、アーストロンは大地に叩きつけられた

ペガ『怪獣をガスタンクから遠ざけた!』

兄妹は後ろ向きに跳躍し、アーストロンの前に鮮やかに着地する。そして構えを取った後、左手で挑発するように手招きする

「ギャオォォォンッ!!」

それに怒ったアーストロンは土煙を上げて突進してくる

リク「スマッシュビームブレード!」
ミク「ウィンクルムブレード!」

対するジードは左の人差し指と中指を右手に、レイは右の人差し指と中指を左手に添えて振り抜くと黄色い光剣〈スマッシュビームブレード〉と〈ウィンクルムブレード〉を形成する

そして突進してくるアーストロンの角を狙ってすれ違い様に斬りつけた

ゼロ「あれは、ウルトラマンヒカリの技」
光「あっちはネクサス・ジュネッスブルーの技か」

兄妹の光剣を見たゼロと光はすぐにその技が誰の者か見抜いたようだ。そして兄妹はブレードを収めてアーストロンの方に振り返る

「ギャオォォォンッ!!」

アーストロンも兄妹の方へ振り返ると口からマグマ光線を撃ってきた

兄妹「ハアッ!」

しかし、兄妹はそれを跳躍してかわし、空中で体を捻らせて再び鮮やかに着地を決める。そして…

兄妹「スマッシュムーンヒーリング!」

両腕をクロスした後に円を描くように腕を動かし、両手から放たれた虹色の光線をアーストロンに浴びせる

「アァァオォォンッ!!……グゥ、ウゥゥゥ…キュウ〜ン」

すると先程まで暴れていたアーストロンが嘘のように大人しくなり、大地を掘り返して地中へと潜っていった

ライハ「怪獣を、地中に返した…」

先程の光線〈スマッシュムーンヒーリング〉は興奮抑制効果があり、暴れまわる怪獣を大人しくさせる事が出来る

それを見ていたゼロも一言

ゼロ「フッ、コスモスか……らしいな」

かつて別宇宙で一緒に戦った戦友でもあるコスモスの技と見抜いたようだ。そしてレイトに変わり…

レイト「えっ?コスモスって何です?」

再びゼロに変わり…

ゼロ「後で説明する」

そして再びレイトに戻った


そして夕方、リク、ミク、ライハ、は橋の上におり、タカシは倒れた時に負ったケガの上にモコを乗せるがその傷はもうモコには治す事は出来なかった

エピソード7→←エピソード5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す