第39話 ページ40
以前自分に言われたことが頭の中でグルグルと回っている。
亜里沙『これがお姉ちゃんのやりたいこと?』
穂乃果『やりたいからです!』
亜里沙『私ね、μ'sのライブを見てると胸がカーって熱くなるの。一生懸命で、めいいっぱい楽しそうで!』
絵里「・・・」
希「ウチな」
絵里「!」
振り返ると、希が居た。
希「エリチと友達になって、生徒会やって来て、ずっと思ってたことがあるんや」
希「エリチは本当は何がしたいんやろ、って」
絵里「え・・・?」
希「一緒にいるとわかるんよ。エリチが頑張るのはいつも誰かのためで、だからいつも何かを我慢してるようで」
絵里「っ!」
希にそう言われ逃げようとする。その先はなんとなく聞きたくなかったからだ。だか
希「学校を存続させようとするのも生徒会長としての義務感やろ?!だから理事長はエリチの事を認めなかったんと違う!?」
希「エリチの、エリチの本当にやりたいことは・・・?」
穂乃果『よーし、もう一回いくよー!』
絵里「!」
不意に、あの子達の声が頭の中に入って来る。
その声が聞こえてきて、私は決壊したダムのように今までの思いが流れ出てしまった。
絵里「・・・何よ」
絵里「なんとかしなくちゃいけないんだからしょうがないじゃない!!!!」
希「!」
絵里「私だって好きなことだけやって、それだけでなんとかなるならそうしたいわよ!」
思いを口にして、涙が出てくる。
絵里「自分が不器用なのはわかってる・・・!でも!今更アイドルを始めようなんて、私が言えると思う・・・?」
そう言って私は逃げるようにしてその場を去った。
逃げた私は、いつの間にか自分の教室に居た。
絵里「・・・」
窓から外の景色を見つめ、何も考えずにいる。すると
?「ああ、いたいた」
絵里「!?」
【東條希】
エリチが去った後、私は屋上に向かっていた。
あの子達に話をするために。
希「後は頼んだで・・・後は君がやるんや・・・」
向かっている最中、タロットカードから太陽のカードを取り出す。
希「A君・・・」
A「絢瀬先輩、お話があります」
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のりっぶ - 2期のも楽しみに待っています (2016年1月11日 15時) (レス) id: 6124621bb5 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 15話 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 作詞ができるらしい一年生矛盾してますよ。 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - ことりちゃん発見!!続き楽しみ! (2014年1月14日 19時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - (゚o゚)/何か続き超楽しみ! (2014年1月14日 16時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとう | 作成日時:2014年1月8日 0時