第19話 ページ20
翌日、穂乃果の家に「μ's」と書かれたCDが届いたらしい。
差出人が誰かは言うまでもないだろう。
穂乃果「けど、何で真姫ちゃんは作曲する気になってくれたんだろう?」
俺のお陰だ、なんて恩義せがましい事は言わない。実際俺は彼女に腕立て伏せをやらせただけだ。
ところで・・・
A「いい加減あの端っこで体育座りしているやつをなんとかしてくれないか?」
海未「・・・・・・・」
どうも今朝、改めて人前で歌うということについて考えたら、怖気付いてしまったらしい。
穂乃果「うーん、困ったなあ・・・」
ことり「でも、海未ちゃんが辛いなら何か考えないと・・・」
海未「ひ、人前じゃなければ大丈夫なんです!人前じゃなければ!」
人前じゃなければって、アイドルなんだからそれは無理な相談だろう。
穂乃果「・・・よし!海未ちゃん!」
穂乃果が海未の手を取る
穂乃果「なんなら慣れて平気になっちゃえばいいんだよ!」
そうして秋葉でビラ配りをすることになった。
着いて行きたかったが、そろそろ生徒会に出ないとまずいので、俺は生徒室に向かった。
絵里「・・・遅かったわね。」
そこには見るからに不機嫌な絢瀬先輩が佇んでいた。これにはロシアの兵隊も怖気付くだろう。
A「も、申し訳ありません。生徒が豊かな学園生活を送れるためのサポートをしていたもので・・・」
絵里「へえ?やけに口が回るわね?けど”生徒”って言うのはあなたの幼馴染の子達の事でしょう?」
今の絢瀬先輩にはどんな弁明をしようが無駄になりそうだ。
希「まあまあ、エリチ、そのぐらいにしておき。別にA君は悪いことをしてるわけではないやん。」
ああ、何故か今は東條先輩が天使に見える。マイエンジェル南ことりには敵わないが
絵里「・・・そうね、あなたは生徒会の仲間だしこれ以上は追求しないであげる。ただ・・・」
絢瀬先輩がドサドサッと俺の机に書類の山を置く。
絵里「サボった分、キッチリやってね?」ニッコリ
満面の笑みで彼女は言った。
ああ、やっぱ美人だな。
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のりっぶ - 2期のも楽しみに待っています (2016年1月11日 15時) (レス) id: 6124621bb5 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 15話 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
三宅 - 作詞ができるらしい一年生矛盾してますよ。 (2014年7月24日 2時) (レス) id: 873369afb8 (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - ことりちゃん発見!!続き楽しみ! (2014年1月14日 19時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
ハチ雲(プロフ) - (゚o゚)/何か続き超楽しみ! (2014年1月14日 16時) (レス) id: d01ac64c0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さとう | 作成日時:2014年1月8日 0時