腕枕(シルクロード) ページ22
シルクside
今日のAは…なんか変だ
何が？って聞かれると困るけど…なんか変なんだよ
シ｢A｣
｢……｣
シ｢A！｣
｢！？…あ、悪い、ンダホが太り過ぎって話だっけ？｣
シ｢一言もそんなこと言ってねーよ｣
ンダホが太ってるのは今始まったことじゃねーだろ
ジトリ…という効果音がしそうな目でAを見ると…気まずそうに視線を逸らし、悪い…と頭を掻く
シ｢なんかあったか？｣
｢いや、何もない
俺だって人間だぜ？ボーッとする時もあるって！
だから気にすんな、な？｣
ハハハハ、と笑うAだけど、明らか無理に笑ってる
長年付き合いのある俺だぞ？すぐに分かるに決まってんだろ
特にお前のことは…他の奴らよりも見てんだからな
俺はAの前でしゃがみ、パチンと両頬を挟んでやった
｢い、いひゃい！｣
シ｢何年の付き合いだと思ってんだ馬鹿
なんかあったら、すぐに気付くぞ｣
｢………うん｣
メンバーが変でも気になるけど…お前が元気ないのが1番気になるし、やっぱり…好きな奴の笑ってる顔見る方がいいに決まってるだろーが
…俺の気持ち、さっさと気付け
｢…ちょっと仕事でヘマしてさ
シ｢お前が？｣
｢後輩が
で、俺が早く気付いてやれば…って思ったらさ｣
先輩失格だよな、なんて苦笑いするAに、やっぱりなと思いつつ、コイツらしいわなんて呆れそうになる
｢それだけの話
明日になれば、いつもの俺に戻るから大丈夫｣
そう言い放つAに、そうか、と返事し無理矢理寝転ばせて腕枕をしてやった
｢！！？｣
シ｢じゃあ、早くいつものお前に戻す為に寝るぞ｣
｢えーっと…シルクさん？｣
シ｢弱ってるお前なんかお前らしくねーから気持ち悪い
だから、さっさといつものAに戻れ｣
｢…んふふふ、うん…そーする｣
ちょっと近くで微笑むコイツに、内心ドキドキしながら、おう…と素っ気なく返せば、ゆっくりと目を閉じ始めるA
｢…ありがと、シルク｣
シ｢…ん｣
それから数秒後、俺の気持ちも知らず寝息を立てるコイツに、
シ｢鈍感野郎｣
少し腹が立ち、軽く頬を摘んでやり満足した俺も少し寝ようと目を閉じたのだった…
(めちゃくそ堅い腕枕だったわ)
シ(感謝しろよ)
(…嘘。めちゃくそ心地よかった)
シ(……(急にデレるな))
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メルヘン - 続きがすごく気になります！早く見たいです！ (2019年10月3日 23時) (
レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
W,R 芽生(プロフ) - 男主最高！やばいです！ 早く続き読みたいです。更新頑張ってください(*´ω｀*) (2018年5月9日 7時) (レス) id: 62dd674ff6 (このIDを非表示/違反報告)
kana - 一番最初のとこザカヲがダカヲになってますよ、 (2018年5月5日 20時) (レス) id: 6397651965 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ＞＞ 雨具 ＜＜さん» ふぉぉお！！？ありがとうございます(≧▽≦)ゆっくりまったり書いて行こうと思いますので、よろしくお願い致します！！あと雨具さんの作品も面白くて好きです！！ (2018年2月7日 20時) (レス) id: 1be35eedfa (このIDを非表示/違反報告)
＞＞ 雨具 ＜＜(プロフ) - 書き方とお話大好きです…！これからも更新頑張ってください！ (2018年2月5日 21時) (レス) id: a0d94f6722 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵 | 作成日時：2018年1月12日 21時
