恋の確率 0.00001%【桃】

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Aside




茶会が終わって、な組の方達が帰るときに、さとみさんから謎の切り取られた紙を渡された




開いてみると、さとみさんのと思われる電話番号が書いてあった





とりあえず、さとみさんのと思われる電話番号を登録してみた。




このとき、不快な気持ちは一切無かった




嬉しい、楽しみの感情しかない





これまでにこんなふうに思うことはなかった





さとみさんのことを思うと、不思議に胸が熱くなる





まるで世間でいう、恋のように





まさか、恋なはずはないだろう





莉｢なーにぼーっとしてんの？隙だらけだよ？｣





そう言って、私と同じ時期に入った莉犬くんが私の頭に軽く平手打ちをした





こ｢考え事でもしてた？｣





そう言ってひょこっと私の横から顔を出しているのも、私と同じ時期に入ったころんくんだ





　『少しね』





莉｢へぇ〜、なに考えてたの？｣





　『それは…むり…』





こ｢え、言えないってことは…やらしいこと？｣





莉｢そ、そ、そんなことあるわけないじゃん！Aにかぎって…｣





　『そうよころんくん、いい加減にして』





こ｢はい、すんません｣





莉｢あ、ころちゃんヤバイよ！もう行かないと！｣





こ｢えっもう？！じゃ、Aまたね〜、困ってることがあったら相談してよ〜ｺｿｯ｣





そう言ってころんくんと莉犬くんは走って仕事へ向かっていった





あ、さとみさんの電話番号…





せっかく教えてくれたんだから、挨拶くらいはしないと





緊張かなにかでいますごくドキドキしている









心臓の音がうるさい中、私はスマホの画面をタップし、電話をかけた

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