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「…A、!A……!」
ずっとずっと遠くで藤ヶ谷さんの声がする。
「…あ、」
気付いたらソファで寝ちゃってた。
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「おかえりなさ、…っ!」
立ち上がった瞬間、
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藤ヶ谷さんの腕の中に収められた。
「…電気くらい点けて寝てろ。」
「はーい。……苦しいです。」
ごめん、そう言ったのに藤ヶ谷さんは離してくれない。
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「あの時、お前が2度と帰ってこない気がして、不安で…どうしようもなくなって…、
お前は俺を庇おうとしたのに立場も考えずに行動して悪かった。」
余裕のない声が静かなリビングに響く。
「こちらこそ、ごめんなさい。
助けてくれて…ありがとうございました。」
俺の女だ、そう言われたとき何だか嬉しかった。
「藤ヶ谷さんが帰って来てくれて良かったです。」
ちょっと苦しいけど藤ヶ谷さんの腕の中、すごく安心する。
「困ってるときは頼れっつーの。」
少しだけ体を離して藤ヶ谷さんが微笑んだ。
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かと思ったら、
途端に唇が近付いてきて
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「……っあ!親子丼!!
親子丼作ったんです。食べましょ!」
だめだよ、キスなんて。
きっと今キスしたら、
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好きになっちゃう気がするから。
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うめ(プロフ) - てちこさん» てちこさん、初めまして!勇気を出してまでコメントありがとうございます( ; ; )毎日の息抜きにでもなれていたら嬉しいです。お気遣いの言葉までありがとうございます…!のんびりな更新になると思いますが両作品ともお付き合いくださいませ(*´ー`*) (2017年9月19日 19時) (レス) id: bb7bb3dda0 (このIDを非表示/違反報告)
てちこ - うめ様、はじめまして(><)勇気を出してコメントさせていただきます!いつも更新を心から楽しみにしています!北山君の小説も始まって嬉しいです(笑)ですが、ご自分のペースで無理せず頑張ってください。応援してます(^^) (2017年9月19日 19時) (レス) id: 2ded05416e (このIDを非表示/違反報告)
うめ(プロフ) - ともかさん» うわぁぁぁ!ともかさん、コメントありがとうございます…!書いている身ですが早く幸せになってほしいと私も思ってます(笑)北山くんが出てきたことで一波乱ありそうですが…。引き続きお付き合いください〜! (2017年9月15日 0時) (レス) id: bb7bb3dda0 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - いつも楽しませてもらってます!早く二人に幸せになって欲しいなあと思いながら読んでいます。これからも楽しみにしています! (2017年9月14日 23時) (レス) id: c7b8f379bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うめ | 作成日時:2017年6月25日 10時