相談(智side) ページ44
翔「俺も覚えてる〜。未だにファンでいてくれてたりすんのかな(笑)」
さっきまで読んでた新聞をぱたんってたたんで机に置いて、そう言った翔ちゃん。
和「その可能性なくもないよ(笑)
たしか、おっさんのこと一番好きって言ってませんでした？」
そう言っておいらの顔をのぞきこむニノ。
和「え、なに、すごいぶさいくな顔してるんですけど、うちのリーダーww」
いや、いやいやいや！
こんな衝撃の事実に気づいたら、誰でもぶさいくになるでしょ！
だって今気になってる女の子が、昔会った小さなお姫様で、しかもその子がまだおいらたちのファンでいてくれて、…って。
和「もしかして指輪追いかけて走ってきたお姫様も、Aちゃんだったりしてww」
翔「それはやべぇww 運命だわw」
智「そうだよ。」
翔ちゃんとニノは、気づかないうちに出てしまったおいらの言葉を聞き逃さなかった。
翔・和「「……うそでしょ？！？」」
まぁそうなるよね。
おいらもさっきそうだったもん。
和「おっさんマジで言ってる？！」
智「まじだよ。おいらもさっきニノの話聞いて思い出したけど。」
和「あんまり聞きたくないけど、もしかしてさっき言ってた恋の相手は……」
智「…や、だから恋じゃねぇからww」
和「うーそーだろーーーー。ちっちゃいのにあの可愛さだったら、今も相当かわいかったっしょ？
俺あの頃から目付けて、狙ってたのになあーーー。」
わざとらしく言うニノ。
智「うそつけwww」
翔「…で、なんでリーダーは急にAちゃんのこと好きになったわけ？」
翔ちゃん、その前になんでおいらがAちゃんのこと好きなことになってるわけ？
和「それもそうよね、
私はあの頃から狙ってましたけど、、、
え、まさかおっさんもそうだった…？？！」
なんでだよ！！！！
智「別に好きとかじゃなくてさ、」
2人が可愛いおめめをまん丸にして聞いてる。
智「………あざが…あったんだよね」
和「は？」
翔「あざ？」
智「そう。あざ。明らかに不自然なとこに。」
和「え、それって…」
翔「…DVってこと？」
さすが、頭の回転が早いふたり。
さっきまでふざけまくってたのに、いっきに真剣な顔になる。
やっぱりこの話を聞いてそれを疑うのは、おいらだけじゃないんだ。
智「おいらもそれが気になって。
でもどうすりゃいいかわかんないしさ…
翔ちゃんとかニノならどうする？？」
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作者名：ちぇりんぼ x他1人 | 作成日時：2017年1月12日 19時
