みんな大好き紅一点！６

初恋と山茶花 ページ23

昼前
　


大坂にて、仕事の合間にインスタをひらくと




達也(裕太弟)が２分前にストーリーをあげてた


しかもおそらく家の近くを散歩してる感じのやつを。





(５個も上なのに皆が達也達也言うから、昔から呼び捨てをするあいかちゃん)








ふと山茶花のことが頭によぎって、急いでDMを送ったらすぐに返信がきた





あいか『達也、今家の近くにいるんでしょ？？』






達也『いる』






あいか『サザンカに行ってさ、山茶花が咲いてるか見てくれない？』






達也『おー、ちょうどサザンカに着いたとこ』

　




達也『写真』






達也『咲いてたよー綺麗だねー』









わーー！昨日の昼は咲いてなかったのに！！！



今すぐ裕太君に報告しないと！







良かった、これでさっちゃんも山茶花見れる……



裕太君今日も昼はフリーなはずだから、早速持っていけるかもな








すぐ裕太君にLINEして、仕事に戻った。









ーーーーーーーーーー









次の日の夜１０時頃


大坂から東京に帰ってきた








あいか「ただいまー」







千賀「おかえりーー！」







あいか「あーー疲れたーーー」







横尾「スープあるけど飲む？」







あいか「飲むー！わーい」









リビングに行くと皆でテレビを見てた





ふと、ダイニングテーブルに置いてある花瓶に目が止まった








千賀「あ、このお花綺麗でしょ？」







宮田「椿の花、いーよねー」







あいか「いや、これ椿じゃない。山茶花だよ」







宮田「え？そーなの？知らなかったー」







あいか「これ、どーしたの？」







ニカ「玉が持って帰ってきた。あの人、花とか買ってくるような人だったのね笑」







あいか「……裕太君は？」







横尾「帰ってきていきなり玄関から、塩持ってきてーって叫ぶからさ。

多分喪服着てたからお葬式かなんかの帰りだったのかもね。
塩かけてあげたら、疲れたから寝るってそのまま部屋に行ったよ。」








千賀「その時に、これあげるってこの花を渡してきたんだよね？」








宮田「そうそう」









まさか…………………………









私は急いで部屋に行った

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