みんな大好き紅一点！5

愛の裏側 ページ26

リナ「………これはあなたを同情してるとか、ひいきしてるとかじゃない。ただ社長の知り合いを部下に紹介するだけのことです。





………せっかくジャニーズ目的でACEに入って他には色々利用したくせに、何で肝心の私を利用しなかったわけ？知ってたんでしょ？私がキスマイと繋がってるって。


本気で北山宏光のことが好きなんだったらね、影でコソコソ追っかけたり回りの人を憎んだり傷つけたりなんかしてないで、正々堂々と正面から向き合いなさいよ……！」









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正直、自分でもこのことが正しいかどうか分からない。





でもこの行動以外なにも思い浮かばなかった。








一か八かの賭け



ヒロと向き合うことによって、何か言い方向に変わればいいんだけど………。









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岩切「でも………住む世界の違う私みたいな人間が………」









リナ「そもそも住む世界が違うっての間違ってる。私だって普通の一般人だよ？それにいくらアイドルだからって、結局は同じ人間なんだから。」









そうすると、ノック音が聞こえた





ｺﾝｺﾝｯ







リナ「はい」









北山「失礼します………」









リナ「お疲れ様。来てくれてありがとう。てかどうやって入ってこれたの？下に着いたら連絡ちょうだいってLINEしてたのに。」









北山「たまたまララさんと駐車場で会って、裏口から通してもらった」









リナ「そっか、それなら良かった。ララは？」









北山「疲れたからカフェ行ってくるだとさ」









多分気を使ってくれてるんだと思う。

だってララだもん、こーゆー時にめっちゃ空気読める人たから。









リナ「あ、紹介します。こちら、私の部下の岩切さん」









岩切「あ、えっと………岩切です。こ、こんにちは」









北山「どーも、北山です。初めまして」









岩切「初めまして………」









リナ「岩切さんが話があるみたいなの。だからそこのミーティングルーム使って。私はここにいるから。」









北山「……？ おう」









岩切さんに連れられて、ヒロは社長室にあるミーティングルームに入っていった。






一人取り残された私は、とりあえず食べ忘れてたお弁当を食べることにした

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