みんな大好き紅一点！２

解散…？ ページ37

それは、ライブでの演出のために７人でローラーの練習をしているときだった






宮田「いやー、久々にローラーやったから足パンパン！」



千賀「玉なんかさっき転けたしね笑」



玉森「あれははずいわー」





私は元々ローラーが苦手だから猛練習中
いつもファンの前ではスイスイ楽々と滑ってるように見せてるけど、実はかなり必死。

おまけに今回のライブではちょっとした技をしなくちゃいけないから、私にとってはかなりハードル高い…



藤ヶ谷「あいか、少し休憩しな？」



あいか「……やだ。出来るまでまだやる。」



藤ヶ谷「もー、疲れてたら尚更成功しにくいよ？だからとりあえず座るだけでも…」



北山「藤ヶ谷、あいかのやりたいようにさせたら？それにあと少しって感じじゃん」



藤ヶ谷「まぁ…負けず嫌いだししょうがないか。でも無理はすんなよ」



あいか「うん」



北山「あ、藤ヶ谷ちょっと来て。ここの演出なんだけど……」

※藤北は会議中




正直、体は悲鳴をあげてる
でもこのままだと間に合わないから何としてでも成功させないと…




あいか「……よし、いくぞ」



と、滑り出して技に入った瞬間




ｶﾞﾀﾞｯ……ｺﾞﾄｺﾞﾄｯ……ﾀﾞﾀﾞｰﾝ




どうやら派手に転けたみたい。転けたというか、落ちたというか。




ニカ「…今の音何？」



宮田「なんか器具壊れた？」



横尾「いや、誰か倒れてる」




いた場所が遠いから状況つかめない５人




北山「……あいか！！」



藤ヶ谷「おい何やってんだよ！」




近くにいてさっきまで喋ってた状況つかめてる藤北




(痛い…起き上がれない…)

気づけば目の前が暗くなってきた。

(なんか遠くで皆の声がするな…)




と、私の記憶はここまで。このあとは意識を失ったせいで何も覚えてない。






藤ヶ谷「誰か！救急車呼んで！」



北山「あいか！聞こえるか？しっかりしろ！」



千賀「あいか……死なないよね？」



横尾「ヘルメットしてたから大丈夫とは思うけど……かなり凄い音したよね」



宮田「千ちゃん落ち着いて、大丈夫だよ」



玉森「あ、救急車来たよ」



北山「俺付き添うわ」



藤ヶ谷「いや俺が行く。」



北山「でも…俺が止めなかったせいで……」



藤ヶ谷「いや、俺がもっと強くやめさせなかったせいだから。俺行く」



横尾「待って、二人とも少しクールダウンしときな。俺行くから」



宮田「横尾さんよろしくね」



横尾「また連絡するー」

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