俺のオキニの愛し方【センラ】

-Story19-sideセンラ- ページ20

作業をしていてもわかる今日のメニュー。
我慢ができなくなってキッチンへ行くとまじで主婦のAちゃんがいた。
もう嫁になってほしい本当に。
本当に好きが好きでほんと好き。

一口食べると…

「えっうっま」

本当においしい。


「本当ですか？よかった！」

ニコニコでいうAちゃんはものすごくかわいくて本当に嫁になってほしい(n回目)
ご飯を食べ終えて片付けまでやってくれる当たり本当に本当に本当に推せる。
これ本当にy(((

「よし、じゃあもう家にいるのも迷惑なので帰りますね！」

あ、もう帰らなあかんのか…

「送る。」

「え、いやいやいいですよ！オタクに見つかったら困りますし！」

「今まで一緒におって見つかったことないやろ？」

「そうですけど…」

「それにもう遅いから一人で帰らすわけにはいかんわ…」

「じゃあお言葉に甘えて…」

多分この子は押したらいけるタイプ。
そう確信してとりあえず押しまくった。

可愛いなぁ…

「なあ今日ありがとうな」

「料理ですか？」

「うん」

「いえいえお礼なので！喜んでいただけてうれしいです。」

「なぁ…Aちゃん」

「なんですか？」

「…いやなんでもないわ」

「気になるじゃないですか！」

「気になったままでおって、いつかいうから。」

「もー…」

こんな歩きながらの会話でも尊く感じる。
恋ってこれなんだな…

「Aちゃんらいい嫁になれるよ」

「ほんとですか？！頑張ってセンラさんのお嫁さんになりますね！！」

ノリで言ったん言葉なんだろうけど無性に嬉しい。本当になってくれてもいいのに、なんて言いそうになりながら隣を歩く。

「じゃあ気をつけて帰るんやで」

「はい!センラさんも！今日はありがとうございました！」

「ん。またよろしくね」

「…はい！」

家まで一人で歩く道はすごく寂しく感じた。

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