しまくんち。【8月14日】 ページ16
「ただいま〜」
「お邪魔しまーす」
志麻くんがうちに迎えに来てくれて二人で志麻くんの実家へ。
お母さんが早く私に会いたいと言ってくれてるみたいで志麻くんがちょっと早めに迎えに来てくれた。
「Aちゃぁぁあぁあん！！！おかえりぃ〜！！」
「こんにちわ！」
「Aちゃんきたの〜？！」
「お前は向こういってていいぞ」
「志麻くんそんなこと言わない！」
お母さんが私にぎゅーっと抱きついてきて弟くんも登場。すぐに志麻くんに追い返されてたけど。
「まーた可愛くなったね！！」
「いやいや全然…」
「Aはずっと可愛いですけどね」
そんな言い合いを玄関先でしているのを見て、しばらくして中に入れてもらった。
「あ、ご飯やってるんだった！！」
「アホやん…」
「手伝います！！」
「ほんとに？！ありがとう〜！！」
志麻くん曰くお母さんは私と一緒にキッチンに立てることがすごく嬉しいらしい。
「早く結婚してよ〜」
「同棲してるからほぼしてるようなもん」
「それは違う！！」
「近いうちに。」
「？！」
その言葉に心臓が早くなったのがわかった。
お母さん〜〜！！結婚の話しないで〜！！
「ほら手止まってますけど？」
「あんたも手伝い！！」
「料理をしてるAを見るのがいいんやんか」
「見ないで！」
「ほらAちゃん嫌がってるやんなぁ〜」
ご飯の用意もできて皆で食卓へ。
志麻くんのお家はいつも賑やかで私にも配慮してくれて、すごくいい家族だ。
みんなが寝室へ散らばり始めた深夜。
「A、部屋行こ」
「ん。」
「髪濡れてるやん」
「ドライヤー勝手に使うのはなって…」
「勝手に使ってええのに。」
そう言って洗面所からドライヤーを持って部屋へ向かった。
部屋へ入ると志麻くんがベッドの上に座って私に下へ座れと促した。
「乾かしたろ」
ここに来て彼氏感が強すぎる。
ドライヤーをしてもらうのはいつぶりだろう。
「久しぶりだね」
ドライヤーに負けないように大きな声で。
「こうやってると付き合いたてのとき思い出すな」
「彼氏したいからってやったときだよね」
笑いながら話しているとあっという間にドライヤーは終わった。
「おいで」とベッドに横たわった志麻くんは私に言った。
「Aが風呂入ってるときお母さんがずっとAかわいいかわいいって早く結婚しなさいって」
「私はいつでも大丈夫だよ？」
「ふっ…近いうちにな」
冷房がついてるのに暑い夜。
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せせ@れいとうるぅれっと(プロフ) - 夏休みが来るからこれ読みにきたけど何回読んでも飽きない… (2021年7月11日 10時) (
レス) id: 83c428c2eb (このIDを非表示/違反報告)
れおなちゅ(プロフ) - 夜空さん» こちらこそありがとうございます！！ (2021年3月3日 19時) (レス) id: ca0a69caca (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - めっちゃ良かったです！！ありがとうございました！！ (2021年3月3日 19時) (レス) id: e4bf4be51b (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - れおなちゅさん» え、幻聴かな…？れおなさんに『おめでとう』を言われた…？いやいや、まさか。 (2021年2月8日 20時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
れおなちゅ(プロフ) - 乃々夏さん» ありがとうございます！！！！卒業！！おめでとうございます！（はやい）またこういう作品かけるように時間作らないとっ！！ (2021年2月8日 20時) (レス) id: ca0a69caca (このIDを非表示/違反報告)
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